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2025年04月15日13:00

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エーテボリ歌劇場ダンスカンパニー《ハンマー》(振付エクマン)��

(続き)

床にブロックを3つ立てると、ダンサーの1人がその上をゆっくり歩いていく。後ろに残されたブロックは順次前に回され、ダンサーはまたその上に一歩踏み出す。
この子供の遊びのような延々と繰り返される動き。
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足りなくなると、ブロックをステージの端から運び入れる役目のダンサーもいる。
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だが、高く積み過ぎたブロックは、まるでバベルの塔のようについに倒れ、バラバラになってしまう。
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慌てふためき、ブロックを集めようとする男女らの混乱。電子音楽は激しく唸る。
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一人の男がハンマーを取りに走る。
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男はそのハンマーで大きなドラを鳴らす。
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舞台暗転。雷が落ちて気を失ったかのように、ダンサーらは全員床に倒れている。
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しばらくしてのろのろと起きだす男女。自分達は一体何をしていたのだろうか?と自嘲の笑いも洩れる。
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ゆっくりとブロックの片付けを始め、1人はハンマーをケースにしまいに行く。
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ひと間置き、ダンサー達は思い直して[Act 1.]冒頭のシンクロ集団の場面を最初からやり直す。
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そこへ右手からネコの被り物をした女性が静かに入ってくる。
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ダンサーらは皆驚き、彼女に注目する。
彼女は床に腹這い、これも冒頭でソロ女性がしたのと同じ動きをする。レポート�,謀宿佞靴深命燭噺�比べて頂きたい。
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音楽は次第に静まり、カメラは退き、幕が下りてくる。

あっけにとられた観客達、しばらくしてようやく拍手が沸き起こる。
そして次第にそれは盛り上がり、いわく言い難い喚声となる。
理屈ではない、身体が反応しているのだ。


昨2024年、日本公演をしたネザーランドダンスシアター(NDT)。
私は7/6に神奈川県民ホールで観て、心が揺り動かされた。
以下レポート参。
・「ネザーランド・ダンス・シアター/神奈川県民ホール」(2024.7.11記)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987971747&owner_id=3341406

そのNDTが今秋再来日する事が決定したようだ。
その演目の1つの振付をエクマンがするとの情報が入っている。
どれだけ私達を驚かせてくれるか、是非見たいものだと思う。
今年は夏にパリ・オペラ座も来日するが、その演目の中にもエクマンの《PLAY》(2017初演)が入っているらしい。
天上から落ちてくる何万もの緑の玉、浮かぶキューブ、等々、エクマンはタイトルの通り「PLAY」するのが大好きだ。
エクマンはまた、舞台美術も素晴らしい才能を持っている事を特筆しなければならない。彼の舞台はステージ上だけでなく、客席も含むのである。
ダンサーと様々な仕掛けの遊びや戯れに、まるで子供のように我々も夢を見る、相当な文明批判やシニカルな主張があるにも関わらず。
それをただ「ダンス」とカテゴライズするのは、もはや足りないのかもしれない。
 

…さて、「ハンマー」とは一体何だったのか?
 
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