10.28(火)~30(木)、2泊3日で上京した。28日は大学時代の文学仲間と2人、神楽坂で夕食。私は早めに浜松を出て、神楽坂の裏手の横丁を散策してみる事とした。29日は清住白河の霊巌寺や近くの運河沿いを巡り、午後はサントリー美術館で土佐の絵金展を鑑賞。30日
(続き)出戻ったお栄は、父の作品を見て眼力をつけ、描く方も再開する。おそらく南沢等明に嫁ぐ前から、描くのは始めていたと推察される。しばらくすると、2人は長屋の同じ1室で、同じ格好で、背中を丸くして絵を描くようになる。北斎は娘の絵に、ああしろこう
10.25(土)、TOHOシネマズ浜松で『おーい、応為』を観る。監督・脚本、大森立嗣。応為(おうい)(生没年不詳)とは、葛飾北斎(1760-1849)の二番目の妻おことの娘お栄が父親から与えられた画号である。北斎としては通して三女となる。北斎はお栄を専ら「おーい」「
(続き)他に、自分がAIDによって生を受けた事実を知り、それ迄父だと思っていた人が父でない事でショックを得、実父と会いたいとの苦悩を持つ逢沢潤。「AIDは"子を産むことが善である"という考えから発展した技術。でも生まれてきた子どもたちはどこに位置付け
川上未映子(1976- )の集大成と称される長編小説『夏物語』を読む。初出は「文学界」誌2019年3月&4月号。単行本は同7月に文藝春秋から発行された。同年毎日出版文化賞受賞。私の手許にあるのは2021年刊の文春文庫。全652ページ。装画 村瀬恭子《Ribbon》(200
(続き)・第3パート〈ヒドゥン・フロア〉客船の古びたレストラン。舞台転換時に天井近くに吊り下げられた3~4個のポリタンク、その口からボトボトと水が落ちる仕掛けになっていて、床に波紋を作り続ける。それはあのトランク男の涙の続きかもしれないし、雨水や
(続き)・第1パート〈ミッシング・ドア〉男女の乗務員がいつものように事もなげに作業をしている。右側のソファーにだらしなく座っている男がいて、その前の床を乗務員が拭くと雑巾に血のようなものがべっとりとつく。雑巾は時々乗務員の手から離れ勝手な動きを
10.11(土)、穂の国とよはし芸術劇場PLATで、「ピーピング・トム」の《トリプティック》を観る。・日本ツアー;9.27~30/世田谷パブリックシアター 10.4 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 10.11 愛知県穂の国とよはし芸術劇場PLAT英語のP
浜松市中央区の龍雲寺における金澤翔子の書展と席上揮毫については、10.6(月)~8(水)の日記に長いレポートをしたためた。・展覧会会期 10.4~13彼女は今年6月に40歳になった。40歳で新たな制作(席上揮毫含む)、及び新作による展覧会は終了すると発表したので、
(続き)席上揮毫は『世界一大きい般若心経』(4×16m)を展示する目的で龍雲寺に造られた「涅槃堂」で行われる。堂の前は既に人がぎっしりいっぱいになっていて、気温が上がり、息苦しい程。堂内には既に大きなビニールシートが畳の上に敷かれている。先にビデオ
(続き)この40歳展は、『般若心経』を11の部分に分け、毎年1つから2つ、10年かけて完成させた。彼女のテンポはそんな感じだ。こうして、『般若心経』は10歳よりいつも翔子と伴にあったのである。以下、本展のために描き溜めた作品より。2022年作。遊び心のある
10/4(土)、浜松市中央区にある龍雲寺にて、ダウン症の書家 金澤翔子の書展を観る。・書展会期 10.4(土)~13(月)・席上揮毫 10.4(土)チラシに「最後」という文字が印刷されているので、どういう事だろうかと思われた方もいるに違いない。金澤翔子(1985- )は今
10/2(木)、シネマイーラ浜松で『美しい夏』を観る。チェーザレ・パヴェーヌ(1908-50/イタリア)が1940年に書き、1949年に発行された同名の中編小説が原作。1950年にイタリア文学の最高賞「ストレーガ賞」を受賞。作家はその2ヶ月後、トリノ駅前のホテルで睡眠薬
■■このレポートの本来のテーマである「観た聴いた読んだ」の月次棚卸しの前に、日々の出来事や歳時記など、備忘のため書き留めておく。9.1 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典行われる/東京都横網公園。小池知事は今年も慰霊メッセージ送付せず。9.5 台風15号
(続き)さて休憩ののち、後半の1曲目は、J・S・バッハ(1685-1750)の有名な無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ。これを左手の練習曲用に編曲したJ・ブラームス(1833-97)の意図はどこにあるのか? 私は、他の何でもない、弾きにくくしたかったのだと思う。ヴァ