《香川3》承前
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神奈川県、香川県、大分県。これがマイベストプレフィクチャー
早朝の高松築港。通勤するオピーとの再会を喜び、島で待つおなご先生のために高速船へと乗り込んだ。
すでに4度、5度の上陸を果たしている小豆島。ようやく終日フリーの島紀行。
島内バスに乗って60分、二十四の映画村へ初見参
バスを降りると、そこには瀬戸芸作品の一つ、使い物にならないポラードが鎮座する。
船を留め置くための錨綱を掛けるものが『ポラード』であることを、2010年の瀬戸芸で初めて知った。頭をテカテカさせるのは『ポマード』であることは、1968年ごろから知っている。
小豆島の入り口・土庄港には映画村のプロフィールが多く掛けられていたけれど、どうせ観光地によくあるヘナチョコテーマパークの一つだろうと、これまでは無視を続けていた
ただ、何ごとにも切っ掛けがある。
以前、学校の教諭をしていた友人から聞いた小学生との再会の話題。
どこにでもあるような遭遇かもしれなけれど、何かがストンと落ちた。
似たような話を聞いたことがある。壺井栄。そうだ、小豆島へ行こう
二十四の瞳映画村。
その辺の観光地にある適当なヘナチョコテーマパークとは全く違っていた。
小豆島の人たちにひれ伏してお詫びしたい。
テーマパーク内にある小さな映画館《松竹座》
ここで1日3回『二十四の瞳』が上映されている。
ジュリ―細君のリメイク版は鑑賞したことがあるけれど、木下恵介オリジナル版は未見。
つまり、映画村の主目的は作品のフル鑑賞
091『二十四の瞳』★4.5
不覚にも涙を流す。
高峰秀子の美しさと彼女が松山善三監督の妻であったこと。
誰もが知るそんなことすら、初めて知ったような新鮮さで156分の名作を堪能した。
映画館とは名ばかりのテーマパーク内の上映室。
せっかく小豆島にやってきたツアー客が156分もの作品をゆっくり見るわけでもなく、これは予想していたことであったけれど、徹頭徹尾着席して完全鑑賞したのはおいらひとりきり。
少ない観光客だったけれど、すべての人たちが少しだけ白黒のスクリーンを見つめて、10秒、或いは3分で去っていく。
これもまた覚悟していたことだけれど、多くの観光客は中国圏からのインバウンド。
民族性で仕方がないとはいえ、おしゃべりをしながら入場してきて、おしゃべりしながらスクリーンを見て、おしゃべりしながら退場していった。ほかの人には気を使えない人たちに同情し、日本人でよかったと安堵する。
ちなみに、この映画村で上映される『二十四の瞳』には中国語の字幕付き。
香港に行った時に、そんなサービスに出会えたら心底嬉しさを感じただろうけど、望むべくもない。(←望まない)
スナップには関口宏、木下恵介、そして中井貴一。トラベルナースのひとり。
展示室で木下恵介監督アーカイブ企画展が開かれていて、『衝動殺人息子よ』がマイベストケースケであることを再確認した。
《メルカリの椅子》
この日は偶然にも『ストール記念日』

で、祝祭も催行されていた。
誰が名付けたのかメルカリの椅子
ここに座り、瀬戸内海の向こうへと、感謝の言葉を贈る。
おなご先生が教鞭を執った教室《旧苗羽小学校田浦分校》
彼女が骨折に至るシーンは恐ろしすぎて見ていられない。(←見た)
この教室を目がけて、ツアーでやってきたインバウンドがワサワサと迫ってくる。
観光ガイドのフォーカスが、文学性や歴史性でなく、インスタ蠅を中心に寄せられている弊害。
残念だけれど、地域にお金を落としてくれる存在であり、一期一会でもない存在。
彼らもまた、時間が来れば去っていく。
気にすることもない。
たっぷりと映画村を堪能。
わずか900円の入村料で2時間40分+映画1本。
これでもランチの時間も取れず、いつものように腹を空かせて次の目的地へと向かうことにした。
帰りは貸切の渡し船。
本来は10人まで乗れるのだけれど、多くの観光客が観光バスでの行き来ゆえ、フリーランサーのおいらだけ渡し船に乗って、対岸のオリーブの丘へとショートカット
路線バスなら40分かかる道のりを海路10分でコスト500円。
船頭さんと会話を交わし、小豆島の佳き出会いに感謝する。
(つづく)
■日本の幸福度平均は10段階で6.6 男性よりも女性の幸福度高く 子どもとの同居もプラスの効果
(TBS NEWS DIG - 11月15日 14:02)
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