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2024年08月06日07:20

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ストロング小林さん追悼最終章(769)

81年全日本プロレス「スーパー・アイドル・シリーズ」のもう一つの注目は8月9日北海道・羅臼町民グラウンド特設リングで15年に亘る活動に終止符を打った国際プロレスの常連外国人で、9日まで国際プロレスのリングに上っていた「放浪の殺し屋」ジプシー・ジョーの全日本プロレス参戦です。

ジョーは75年9月、マッドドッグ・バションと大剛鉄之助のルートから国際プロレスに初来日、恐るべき打たれ強さとラフファイトでトップ外国人のポジションを占めました。79年以後は徐々に2番手、3番手と扱いは落ちていきましたが最後まで国際プロレス一筋で、運命を共にしました。

長年ホームとしていた国際プロレスが崩壊したことでジョーは日本での次の職場を探さねばならず、国際プロレスの「ビッグ・サマー・シリーズ」修了後も日本に滞在、8月14日付(13日発行)の「東京スポーツ」の取材に応じ、全日本プロレスのリングに上がる意向を表明しています。

ジョーに全日本プロレスを紹介して欲しい、と以来されたのは「ゴング」の山口雄介(ウォーリー)記者で、馬場夫妻が絶大なる信頼を寄せていた山口記者のボスである竹内宏介編集長が仲介、実現に至ったものでした。

国際プロレスの崩壊でこれまで国際にレギュラー参戦していたアレックス・スミルノフ、モンゴリアン・ストンパー、マイク・ジョージ、レイ・キャンディらの動向にも注目が集まりました。

このシリーズの前半戦の目玉は「第2回PWF杯争奪タッグ・トーナメント」。前年度優勝チームのミル・マスカラス&ドスカラス組、リッキー・スティムボート&チャボ・ゲレロ組、ジプシー・ジョー&ジノ・ヘルナンデス組、ドクトル・ワグナー&アニバル組、日本側からは天龍&ロッキー羽田組、アジア・タッグ王者チームの石川隆士&佐藤昭雄組、グレート小鹿&大熊元司組が参加。8月28日三条市厚生福祉会館で優勝決定戦が行われます。

アニバルもこの年3月の新日本プロレス「WWFビッグ・ファイト・シリーズ第1弾」に初来日、新設された初代WWFライト・ヘビー級王座決定リーグ戦に参加したばかりで、こちらも引き抜きでした。

後楽園ホールは8月20日と8月22日の2回開催も新日本プロレスは後楽園ホールは開催なし。主要会場のニアミスは大阪府立体育会館のみで全日本プロレスが9月4日、新日本プロレスが9月17日と2週間差。

ヘビー級のヒールレスラーが少なく、全日本プロレスは新日本プロレスより2週間早く9月9日小山ゆうえんちスケートセンターで閉幕。全日本プロレスの興行のスケールの小ささが目立ちます。興行戦争はまたしても新日本プロレスの圧勝に終わるのか?

晩夏から秋に向けての両団体の抗争から目が離せなくなってきました。

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