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2024年04月15日21:01

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映画日記『鉄路の闘い』

2024年4月15日(月)

『鉄路の闘い』(1946)
監督:ルネ・クレマン
DVD

愛知県図書館で借りてきた1本。
ナチス占領下のフランス、多くの鉄道労働者たちがドイツ軍に面従腹背の抵抗をこころみていた。
ドイツ軍の計画通りに列車を走らせてなるものか!!
そのために、サボタージュや運行妨害はあたりまえ、ときには蒸気機関車の水タンクにレジスタンスをかくまい、秘密文書の運び屋にも。
しかし、当然犠牲者も出てくる。
連行された鉄道員たちを、ドイツ軍はひとりずつ射殺していく。
銃声のたびに、「ポー」という機関車の警笛を鳴り響いた。
鉄道員たちの無言の連帯にグッとくる。
やがて、ノルマンディー上陸作戦が始まる。
ドイツ軍は戦線への兵士や武器の輸送のため、軍用列車の増発をさせようとするが、対する鉄道労働者たちも、決死の行動に打って出る。それは・・・・

タイトルだけは知っていたが初見。
いわゆるレジスタンス映画なので鬱屈とした硬い映画かとおもったら、前述のようにジンときたり、ユーモアがあったり、クライマックスではハラハラしたりと・・・・つまり、めちゃめちゃ娯楽映画だった。
そのクライマックスというのが、ドイツ軍の戦車だったか装甲車を載せた長い列車を脱線転覆させるシーン。
ミニチュアを使った特撮かとおもったら、猛スピードで走る列車をガチで脱線させている。
もう、びっくり。列車が宙に飛びだし、戦車がもんどり打って崩れ落ちる。
あまりに凄かったので、このシーンだけ二度見てしまった。
本作はルネ・クレマン監督の長編第1作であり、第二次大戦後に始まった第1回カンヌ映画祭で監督賞と国際審査委員賞を受賞、出演者の多くは本物の鉄道労働者だったという。


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