映画日記『軽蔑』

２０２４年２月２２日（木）

『軽蔑』（１９６３年）
監督：ジャン＝リュック・ゴダール
伏見・ミリオン座

今日で上映終了。
昔、２０代の頃だろうか、テレビ放映で一度見てるし、今はＵ-ＮＥＸＴで無料配信にもなっているので、見ようかどうか迷ったが、やっぱり見ることにした。
お目当てはゴダールでなく、主演のブリジッド・バルドー。
劇場の大きなスクリーンで彼女を見る機会は、これを逃したらもうないかもしれない。
気分としては、冥途のみやげだ。
ということで、ネットで彼女の作品リストを確認したところ、１９６９年日本公開のオムニバス映画『世にも怪奇な物語』から、なんと５５年ぶりにスクリーンでＢＢを見ることになったのだが・・・・
金髪、くちびる、可愛いお尻！！
もう、たまらない。
やっぱり、映画館で見て大正解だった。

ゴダールの映画ということで、途中で寝ちゃうかとおもったら、ＢＢのおかげだろうか、最後までちゃんと見ることができた。
じつは前回テレビで見たときはさっぱり面白くなかったが、不思議なことに今回は面白い。
本作を初めて見た２０代の頃は感じなかったが、３０〜５０代になると、一気に女性から軽蔑の視線を浴びることになった。
この映画の妙味は、ある程度生きてこないと分からないかもしれない。
しかし、この歳になると軽蔑どころか、ほとんど無視。
諸行無常の響きあり、だ。
映画の感想というより、愚痴だね。