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2024年01月29日23:31

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ネザーランド・ダンス・シアター プレ講演 (改)

「愛知県芸術劇場ラーニングプログラム2024」企画の一環で、1/28(日)「映像で見る世界のダンス」なる講演があり、事前に申し込んであったので名古屋迄聴きにいってきた。

この日は長丁場で、以下のように前後半2つの部に分けられていた。

・第1部 13:00〜14:30 映像上映
・第2部 15:00〜17:00 クロストーク

今年7月、5年ぶりにネザーランド・ダンス・シアター(NDT)の来日公演があるので、まず彼らの作品を収めた映像を観てみようというのが第1部。
第2部では、NDTの日本ツアー2024で採り上げられる事となった5つの演目について、ナビゲーター唐津絵里とゲスト乗越たかおがトークを交えながら紹介する。

・唐津絵里;
愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー。Dance Base Yokohama(DaBY)アーティスティックディレクター。
2010〜16年、あいちトリエンナーレでパフォーミングアーツ部門のキュレーター。
国際共同製作から実験的パフォーマンス迄プロデュース、招聘した作品やプロジェクトは200超。
令和4年度、芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)。

・乗越たかお;
舞踊評論家。ダンス関連著作多数。(株)ジャパン・ダンス・プラグ代表。
2007年、イタリア「ジャポネ・ダンツァ」日本側ディレクター。
国内外の劇場・舞踊団・フェスティバル等アドバイザー、審査員を務める。
自称「ヤサぐれ舞踊評論家」。

◆第1部

ダンス《Mist》映像作品
 企画・振付・映像ディレクター ダミアン・ジャレ
 企画・舞台美術 名和晃平
 映像監督 ラヒ・レズヴァンニ
 照明 ウルス・シェーネバウム
 衣装 シュルリ・レヒト
 音楽 クリスティアン・フェンネス
 収録 2022年1/6

本作は、振付家ダミアン・ジャレと彫刻家 名和晃平の共同制作によるネザーランド・ダンス・シアター3部作の2作目。
第1作目は《VESSEL》(2016)。第3作目は《プラネット》(2023)。
《MIST》は2019年に初演を迎える筈だったが、新型コロナの蔓延により舞台上演できず、映像作品として仕上げられた。日本初公開。

音楽は重厚なミニマルで、クリスティアン・フェンネスは坂本龍一とコラボレーションをした経歴も持つとの事。
重厚な低音でラルゴに始まり、テンポを次第に上げ、ラストはまたラルゴに。

・ダミアン・ジャレ;
1976年ベルギー生まれのフランス系ベルギー人振付家。
彫刻家アントニー・ゴームリー他、映画監督やミュージシャンとのコラボレーション・合同制作もあり。マテリアルに対する拘りが大きい。
日本に対する理解も深く、3部作のベースには『古事記』の存在があるとの事。

・名和晃平;
1975年生まれ。京都芸術大学教授。
感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の表皮に着目、セル(細胞・粒)という概念を基軸として、2002年、情報化時代を象徴する《PixCell》(*)を発表。生命と宇宙・感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング《Direction》やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ《Force》、液面に現れる泡とグリッドの《Biomatrix》、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する《Foam》等、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性が開かれてくるような知覚体験を生みだしてきた。
2018年にはルーヴル美術館ピラミッド内に《Throne》を特別展示、2023年にはセーヌ川のセガン島に25mの屋外彫刻《Ether(Equality)》を恒久設置。

(*)私はあいちトリエンナーレ2013で観ている。以下参。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912814949&owner_id=3341406
ジャレはあいちトリエンナーレで名和と出会い、今日につながるコラボレーションの検討が始まった由。

Mistは、日本では馴染みのある自然現象だが、海抜0m以下の場所が多いオランダでもよく見られるとの事。
霧、靄、霞、蒸気、蜃気楼、雪、雪崩、吹雪、嵐、風、雲、滝、川、海、等が相互に作用し、融合し、浮遊し、立ち昇り、流れ落ち、現れては消える。
日本では、単なる自然現象でなく、アニミズムや古代信仰と結びついて理解されている場合が多く、関連する言葉も実に多い。

Mistは、常に形を変え続け、物質の境界を儚くする。輪郭だけでなく、身体と魂、生と死、この世とあの世、生者と死者、男と女、現実と夢、科学と神話、等々の境界を曖昧にする。いつか、現象から神話やメタファー等、超越的な世界へと展開する。
絵画でも、レオナルド・ダ・ヴィンチが開発した「スフマート」技法は、自然界に本来存在しない輪郭線をなくし、境界を曖昧にする。

名和晃平は、そうした様々なイメージの伴うMistを、成分(*)を工夫し、観客から動きが目に見えるものとして作り出した。
無論、素材だけでなく、それを舞台上で生成させるマシンも必要になる。

(*)ある種の粉末やオイルを混入しているそうだが、詳細は不明。

美しく不思議な動きを見せるMistの様子は、下の写真と動画をご覧頂きたい。

このMist、今にして思えば、映像でこそ編集が可能だが、生の舞台としては困難があった、そうダミアン・ジャレは振り返っている。マシンも最終的にはかなり大きな音がするものになったらしい。

・《Mist》のシーン
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・トレーラー動画
https://youtu.be/Y8-kZC0MKkU

◆第2部

まず、乗越たかおによる、コンテンポラリー・ダンス概史。
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次に、唐津絵里の資料によりネザーランド・ダンス・シアターについて。

(1) まずNDTとは?
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(2) NDTが目指すものとは?
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(3) 現芸術監督エミリー・モルナー
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(4) 前芸術監督イリ・キリアン
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     …キリアン作品は2019年に放送で観ている。チェコ国立バレエ団公演。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972692262&owner_id=3341406

(5) NDT在籍の日本人ダンサー
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(6) NDTジャパンツアー2024 プログラム/振付家
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      …重量のある金属製の机を20脚、運送費がばかにならない由。

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      …外光を遮断し舞台を真っ暗にするのはなかなか難しい由。ゲッケは対人障害を持つらしく、手や腕を小刻みに素早く動かす身体原語は、実はそこから来ているようだ。

(7) 会場/日程/演目
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全部で5つの演目から、各会場では日毎に3つを選ぶ事になっている。
私は7/12(金)か13(土)、愛知県芸術劇場で観ようと思う。
愛知の場合は、2日共行っても《I love you,ghost》(マルコ・ゲッケ)は観る事ができない。
 
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