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2023年11月21日11:46

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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール


奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールおもしろかった。ヲタ恋を観ようと「お」の棚に行くとそれはなく、そこに奇しくも、かつて福田雄一と対で観ていた大根仁の本作があったのでレンタル(深夜ドラマ出身ってことで対にしてついつい観ていたのかと思われる。ところで、ヲタ恋は「を」のところにあった)。そのしおんはパーフェクトにヲタクであるが、岩井俊二はヲタクってより、クローズのヤンキーでもなくドラえもん のび太の恐竜ののび太でもなく、いたってフツーな若人、ダッフルコートをはおっているようないたってフツーのヤングがメインって感じであり、だけれどフツーだけれどちょっぴり異常である者どもを表わしており、福田雄一はヲタクであるが大根仁は岩井俊二と同じような感じかな、となるもよくよく思うも、このコンテンポラリータイムにおいて、ヲタクではないヒトっていないので、みんな!ヲタクだよ!ではあるかな、となる。広義のヲタクは、仕事ばかりするではなく趣味に生きよう、とウン十年前にスローガンがとられた頃には生まれなかったものの、そこからしばらくして余裕かまして、所さんをはじめ生まれてきた者たちがライフスタイル生産消費者のヲタクなのかな、となる。ライフスタイルマガジンの編集者を主人公にした本作はやはりヲタクを描いた作品であろう。長嶋茂雄と王貞治がプロテストを受けている頃プロテストフォークが騒がれ、プロテストフォーク → 四畳半フォーク → ニューミュージック → 小室メロディ と変化していき(変化のジャンプが強引に極端かな)、オシャレなエディターである妻夫木も実は四畳半と腰にぶら下げた手拭いが似合うHey!メーンであり、富士そばを好物としており、されどそれが実存としてあるわけではなく、このコンテンポラリーのライフスタイルにおいてそれはただ潜在化しているものにすぎず、ミューズにいざなわれ、コンテンポラリーパーソンとして世間のニーズに応えれるようなっていきはるんや。自身の信念に忠実であろうとする昔気質ともドラえもんヲタクとも袂を分かち、それが現代といわんばかりにラストクレディット、東京という荒波に呑み込まれ溺れ泳いでゆく。主人公の成功と成就と作者大根の批判的考察がある、のだな。それがグローバルスタンダードにケーハクにオシャレにエッジィにコーデされるなか包み込まれるコメディ作品である。


ps
パフィしか分からず奥田民雄もユニコーンも広く網羅していないので、結末的に「奥田民生という生き方」になったのかどうかは不明。


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