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2023年09月27日23:14

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映画日記『特別機動捜査隊』

2023年9月27日(水)

『特別機動捜査隊』(1963)
監督:太田浩児
アマゾンプライム

テレビ局のエレベーター内で若手の人気男優が刺殺された。
さっそく警視庁の特別機動捜査隊・立石斑が捜査に乗り出す。
刺し傷から犯人は左利きと断定され・・・・

子どものころ見ていたTVシリーズ「特別機動捜査隊」の映画版。
テレビ版とは配役が違っている。
立石斑といえば波島進が班長だった。
ところが、映画版は立石班長をなんと安倍徹が演じている。
これにはびっくり。
安倍徹といえば、河津清三郎、天津敏とならぶ東映やくざ映画の3大悪役俳優のひとりだ。本来なら警察から目を付けられるほうだ。
とにかく安倍徹の刑事役、しかも主演というのだから、私にとっては珍品だった。
その安倍徹、ウィキペディアで検索したら、若いころは大杉栄に傾倒していたとある。こちらにもびっくり。
うっすらと結末は予測できるが、それでも二転三転するので、興味をもって最後まで見ることに。
中原ひとみ扮する、交通事故で足を引きずることになった娘さんの健気さが涙をさそう。
菊池俊輔の音楽がやたらとカッコいい。

昨日見た『にっぽんGメン』から『警視庁物語』シリーズと続いてきた、いわば東映の警察映画は、本作と次の『特別機動捜査隊 東京駅に張り込め』(1963)あたりで終了したのではなかろうか。ちょっと調べてみたい。
いっぽう、東映の警察ものは舞台をテレビに移し、「特捜最前線」などにつながっていったとおもう。
まあ、本作が公開された頃から、東映映画の主流がヤクザ映画になっていくのだから、単に撮りづらかったのかもしれない。


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