建物に興味を持って一番のメリットは「前を向いて歩く」こと。或いはちょっとキョドってはいるけれど、360度、いろんなものを見るクセがつくこと。そして、クルマにぶつかる心配もない。
道に落ちている小銭は拾えなくなったけど、なんか堂々としていていいものだ。
《福岡4》承前
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《河庄本店》
自分が紳士であることを断念してから、初めて訪れた九州。思い出の河庄は吉村順三作。
今日は食事をせず外回りの見学。
《旧福岡県公会堂貴賓室》
博多にやってくるたびに、この辺りの情景が変わっていく。
30年も前は中洲ばかりに通っていたはずなのに、大人になったものなのだよしひこ。
《We Base 博多》
パブリックアートとして認知されているのだろうか。We Baseにはヤノベケンジの作品『SHIP'S CAT』がアイコンとなっている。
同じチェーンホテルである高松で紹介を受けて、チェックインもせず猫だけ
《水鏡神社》
中洲天神は何度となく通っているのに、初めての参拝。
社務所に書置きの御朱印らしきものが置かれてあって「いくらでもいいのでお金入れていってね」のメモ。
揮毫を見ないまま、相場の300円を奉納したけれど、100円程度の文字面だった
【MAT Special 名建築見学会@天神】
今回、単身福岡へやってきた理由がこのお誘い。
MATとは桑田投手のあれだけど、とにかく建築物を見ることが好きな人たちが集まって、ワイワイガヤガヤとやっているらしい。
会場のアクロス福岡・円形ホールに集まったのは40名程度の《見る建》の人たち。
MCさんが「福岡市内の人〜」「福岡市外の人〜」と挙手を取っていたけど、県外、九州以外から来た人も選別してくれれば「川崎からやってきた」と名乗れたのに
貴重なアーカイブをモニターで観ながら、大学教授のうんちくを30分ほど聴講し、メンバーは3班に分かれて見学会。
とはいっても、形式ばったことはなく、このまま自由行動・自由解散となる。
《天神ビル》
まず訪れたのが博多では歴史的建造物に位置する天神ビル。
地下埋没式の建設スタイルは、大学教授女史のレコメンドだった。
11階へと上がりヘルメットを借りて、普段は入ることのできない屋上へと繰り出した
眼下には「〇〇はんた〜い」なんて叫びながら行動するデモ隊たちが、小さな蟻さんのように見えていたが、あちら側にいなくて幸せだと一息。背中を向けば玄界灘。
《福岡銀行本店》
黒川紀章作。彼は福岡銀行の成功体験をもって、アクロス福岡のコンペにも同様の門構えで臨んだが、あえなく落選。コンペの資料を拝見したけれど、現アクロスを思えば、落ちてよかった二番煎じ。
ただ、この福岡銀行本店の心地よさは際立っている。
天神ビルサイドに立って天井を見上げると、三日月型に切り取られたオープンスカイ
役員応接室から博多の下界を見届けられるように手が加えられている。
公開空地であるアトリウムにはいくつかの銅像が並ぶ。
ショップの物陰にひっそりと、佐藤忠良作品『ボタン』を見つけて嬉しかったな。
こちらもこの日、特別に開放していただいた《FFGホール》。
ホールへ向かうアプローチで迎える銅像は、誰の作品かを忘れている。
お約束では「ステージは上がれません」だったけど、ホールボランティアさんがやってきた見学客をステージまで招いてくれる。
世界有数のコンダクターたちが「世界に誇れる音響」と絶賛なんだとか。
楽太郎の遺志を接いで、来年も『天神まつり』が行われるなら、一度、このホールでベートーベンを聴きに来ようかな。(←行く)
《アクロス天神》
3つ目のノルマで最終スポットに選んだアクロス天神。
「いい建物だよ」なんて紹介していながら、今までこの存在を知らなかったおいら。
ありがたいことに、まだまだ健脚にあり、アクロス山登攀にはもってこいの天気
階数にして14階のトップまで階段で上り切って、屋上から見慣れた玄界灘を見て降りてきた。景観にそれほどの魅力はない。上ることに意義がありそうだ。
これにて、博多名建築見学会、ミッションコンプリート。
あとは1つ、画廊を残すだけ。
(つづく)

毎月、趣味にかける金額 3位「1万〜3万円未満」、2位「5000〜1万円未満」 1位は?
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