映画日記『アムステルダム』

２０２２年１０月２８日（金）

『アムステルダム』（２０２２年）
監督：デビッド・Ｏ・ラッセル
名駅・ミッドランドスクエアシネマ２

第一次世界大戦のおり、負傷したふたりの兵士が野戦病院でひとりの看護婦と知りあう。
アドリブのデタラメ歌をいっしょに唄ううちに、ふたりの男とひとりの女は、終生変わらぬ友情と団結を誓うことになる。
その後、仲よし三人組みはオランダのアムステルダムで、人生のモラトリアムのような自由を謳歌していたが、やがて別れのときがやってくる。
それから１０数年の月日が流れ、舞台は１９３０年代のニューヨークに。
ふたりの男が殺人事件に巻き込まれてしまう。
やがて、その事件によって、戦場とアムステルダムで誓った三人の友情と団結が試されることになり・・・・

まったく先が読めない展開で、最初から最後までスクリーンから目が離せない。
続々と有名俳優たちが、それぞれ思いがけない役で登場するのもお楽しみ。
主演のクリスチャン・ベールって、バッドマンの人だとおもうが、まったくの別人。
ヒロインの看護婦を演じたマーゴット・ロビー、じつはちゃんと見たのは初めて。
エキセントリックでちゃらんぽらんな女優さんかとおもっていたら、カメラがきれいに撮っているせいだとおもうが、めちゃめちゃ正統派の美人ではないか。ちょっと惚れた。
可愛いお嬢ちゃんだとばかりおもっていたアニヤ・テイラー＝ジョイが、したたかな役に挑戦していて、ちょっとびっくり。
そして、映画のクライマックス、ロバート・デ・ニーロが久しぶりに力の入った芝居を見せつける。

面白かった！！