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2022年10月09日23:26

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映画日記『怪奇 江戸川乱山』

2022年10月9日(日)

『怪奇 江戸川乱山』(1937年)
監督:下村健二
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怪奇時代劇。
乱「歩」でなく、乱「山」。
江戸川乱歩とはまったく関係なし。
銃で闇討ちに遭い、死んでしまった江戸川乱山という絵かきが、奇っ怪な霊術使いの老人によって甦った。
甦ったといっても、一度は死んでいるので、実体は歩く死人。
足もとがおぼつかず、よたよたと歩く姿はどうみてもゾンビ。
このゾンビ乱山が、自分を殺し、さらには親の仇である侍や金満商人たちに復讐をとげるというストーリー。
なにげなく見始めたら、けっこう面白くて、結局最後まで見てしまった。
怪奇映画といっても、まったく怖くはないが、怪奇ムードと稚拙な特撮が、私のようなボンクラにはたまらない。
天井から逆さになって顔を出した乱山が、仇の侍を刺し殺すシーンは、なかなか見ごたえがあった。
ところで、映画の冒頭にドーンと日の丸があらわれ「国民精神総動員」と「帝国政府」の文字がおどる。
1937年というのは、すでにそんな時代だったのかとおもうと同時に、「国民精神総動員」とはまったく似つかわしくない内容の映画だったので、妙におかしかった。



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