映画日記『バッドマン　史上最低のスーパーヒーロー』

２０２２年７月２０日（水）

『バッドマン　史上最低のスーパーヒーロー』（２０２２年）
監督：フィリップ・ラショー
東新町・名演小劇場

ＢＡＴＭＡＮでなくＢＡＤＭＡＮ。
フランスでバットマンのパチモン映画が製作されることに。
それまで、短小男性向けコンドームのＣＭしか出番のなかったセドリックが、ひょんなことから主役に抜擢された。
彼は宿敵「ピエロ」を子どものときから憧れであった大御所俳優が演じることもあり、大張り切り。
ところが、父親が倒れたという妹からの連絡に、セドリックはバッドマンの衣裳のまま、バッドモビルを駆って飛び出していったのだが、あわてた彼は事故に起こし、記憶喪失になってしまい・・・・

ホントくだらない映画で大笑いだった。
最初から最後まで下ネタとドタバタ、その潔さが気持ちいい。
アメコミヒーロー映画はほとんど見ないが、そんな私でも笑ってしまった。
映画館でヒーロー物の予告編を繰り返し繰り返し、うんざりするほど見せられてきたことが、こんなところで役に立った。
ヒーロー物だけでなく、ジュラシック・パークシリーズのパロディもおかしい。
そして、トム･クルーズの「トップ・ガン」ならぬ「ボトム・ガン」に爆笑だった。
暑さ吹き飛ぶ快作！！