Helplessおもしろかった。ホラーが観たくなり、タイトルから察しホラーかな、と、午前0時、キスしに来てよ観ると、ただの橋本環奈主演のラブメロだった。これはタイトルから察しホラーかな、と、振り返れば奴がいる、すると、これは織田裕二の医療ドラマだった。三度目の正直のHelpless。これはまさしくホラーである。残像がつきまとう。タイトルはブレスレスを意識したものかな。ゴダール的な、横いどうリー・ショット、クルマにピストル、それにベベルの表していた、無軌道な魅力がふたりの人物に分かれて表される。その日々気まぐれに生きるが浅野に、死へと向かうテンションが光石に表される。それぞれポスト・デンデケデケ&バタアシ金魚的、ポスト博多っ子純情なセンスをキープしていると、伊佐山ひろ子まで出てきて、昭和観がまんさいとなる。ベベルの表していたもの、されどその軽さはなく、これもゴダール的引用感覚の映画における、なにかハンディキャップの娘もいる昭和的な村という存在感覚がHelplessのセンスにあり、村ゆえの集団的責任と抑圧が重さを表す。もろに分かるようにその全体、父性存在にさいなまれ、オブセッションがひきずられている。そこから抜け出せない呪縛がある。彼自身も死のうと思い一人残しては不憫と思ってか妹を撃つ光石を、父性存在がした己勝手と同じと断じ関係を切る浅野は、その村に残した妹がいるかぎりにおいて、うさぎの絵に表されるように微笑ましくもあるも、家族社会的な重さもずっとひきずっていく。クルマからのぞく片腕がそれを象徴レヴェルまで引き上げる。
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