mixiユーザー(id:2566286)

2022年05月23日22:49

70 view

エリン・ブロコビッチ


エリン・ブロコビッチおもしろかった。かつて観たときの印象は、ジュリアロバーツが乗り込んだクルマ、そのままショットは続き他のクルマにぶつかる、どうやって撮影したんだ、スターを乗せたまんまのクルマで?どこかで処理されてるのか?とそればかりの記憶である。今回は感動すらしたかな。しばらく時間が経つと、日常の機敏がいいからあれなのだろうけれど、3時間近く見せられやはりパンチが効いていないなとなる6才のボクが、大人になるまで。と違って、トーマスニューマンの音楽も手伝ってサスペンス感的にゾクゾクさせ(同じ音楽で状況によって哀しくも奏でられる)高揚させられる。冒頭、不幸が積み重なれる出来事群が表されると同時に、アメリカには数多くいそうな、無学で(失礼な言い方だけれど作品でこう言われている)口も悪く、いい母親になりたいと思い、為せば成るというフロンティア精神を持ちつつも人生もう終わりと嘆くひとりの女性の姿がエリンに表される。彼女がまず対峙するのは女性たちであり、それは被害者であり、被告側と原告側の弁護士もそうであり、そこに様々な層を浮き彫りにする。大衆やエリートがひしめき合うアメリカで、ある種のサクセスストーリーが表される。ある種のピグマリオンであるが、プリティ・ウーマンがほとんどそれだったのとは違って、エリンはヒギンズ教授である弁護士エドに大衆の考えを伝授してあげながら自らの力でサクセスを掴み取る。ヒギンズは第2のロンチャイニーであるアルバートフィニー(007での彼はポアロより以上にほとんど誰か分からなかった。彼は変装をいつも楽しんでやっている)である。変装の名人を起用しただけあってソダーバーグはお得意とするあれを見せる。いつもの虚構と現実は、虚構のキャピタリズムを暴くことに表される。大企業のそれも仲間のエリートのそれも引き剥がされる。ラストのボーナスも、思い出した、前回観たときにお金を持ってくるのはやっぱりアメリカ映画いやらしいなと思ったけれど、今回はちょっと違って、やはりキャピタリズムの国アメリカ、ちゃんと正当な事で得られた大金である、それはリアルなものとして有る。ドア越しに表されるエリンのラストショットが凛々しい。

ps
ジュリアロバーツはシリアスな役もするけど、コールディーホーンを受け継ぐメグライアンを受け継ぐ的なところもあるけど、そうしたところも見せながら、喜怒哀楽のいいエモーションをちゃんと表し、フィクションを真実にしてみせる。この作品での彼女やはり素晴らしかった。





1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年05月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る