オーシャンズ13おもしろかった。純粋にエンタメを愉しむつもりで観ようと心掛け観る。こうした映画だからそっちの方が楽しめるはずである。パチーノは俄然楽しんでいる感じ。別に彼は終始ニヤケているわけではない。スティングのロバートショー並みにコケにされればされるほど、彼が楽しんでやっているのが伝わってくる。男たちの友情とパチーノのワルぶりをストレートに冒頭、表してみせる。複雑にするのではなくストレートに、それゆえ波にのらせてくれる。カジノも賭けもしない私にとって、アナログなクルーニーがいるから仲間たちの説明がなされ入り込みやすい。カジノが傾いたら従業員たちにとって困ったことになるのではと思ったりもするが、金を渡したり色仕掛けでしたりと、アメリカン・キャピタリズムのお国は協調忠臣蔵が残る肌からは想像を超え、インディヴィドゥアルに自己中心、てめえの利益を優先させる。仕掛けが大仕掛けすぎるけれど、これぐらいの方がアメリカンは大喜びするのだろう。ガルシアとパチーノの顔合わせも、ゴッドファーザーが好きなソダーバーグにとっては遊び心を満足させるものとなる。隣人愛的に鼠小僧しちゃって、それからガルシアに花を持たせるのは3部作ラストには善きはからいである。カジノも賭けもしない私にとっては、煌びやかすぎて目がちらつくサテンな色彩であったが、アメリカンの多くのオーディエンスにとってはその色彩に酔うこと、楽しみのアドレナリンドッパーンなのだろう。
ps
製作現場で仲間内で遊び思いっきりやってるよ、と伝わってくることも、このシリーズの魅力なのだろうな。
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