哀しいやら嬉しいやら(←嬉しい)ゴールドの価格がグラム8,000円を突破した
パラリンピックが始まるころには収束するものとの平和ボケな予想は見事に外れ、未だに生きながらえているプーチンチン。早くこの世から消え去ればいいのに。
《阪和2》承前
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さすがは天下一の六日知らずの街・大阪。
日時指定・入館人員制限がなされて、それなりにゆったりと鑑賞できるのかと思いきや、日時指定は優先入場保証で、当日券も売り放題。
3月21日までの開催期間中に、入れるだけ入れてやる意気込みがぷんぷんと伝わってくる。畢竟、クソコロナの蔓延は未だに衰えを見せずに中之島界隈に漂っている。
これぞ、赤螺屋吝兵衛の精神。
ただ、入場時の大行列も、いつものように第一展示室の皮切りだけ我慢すれば、やがて空いてくる。神奈川県からやってきた鑑賞客(←おいら)の背中を、多くの関西人がハヤテのごとく過ぎ去っていき、しばらくすれば悠々の展示室。日本の美術館ならではの情景。
もうひとつ、大事な点で完全に誤解をしていた大阪中之島コレクション。
六日知らずだらけの浪花にあって、美術館も開いていないのだから、収蔵作品はそのまま40年近くも陽の目を見ずに隠されているのかと思っていた。
ところが、コレクション展に出掛けてみると、初見のはずの幾つかの作品にデジャヴュ感が漂い、その答えが展示室エントランスのポスターとして掲示されていた。
なるほど、折角の作品を死蔵することなどありえない。
巡回貸出でレンタルフィーを稼ぐのが大阪もんのあきんど精神。
そんな思いが一気に噴き出た大阪中之島のマスターピース
『レディ・メイドの花束』(1956年:マグリット)
マグリットおなじみのモチーフである山高帽の男の背中に、ボッティチェリ《プリマヴェーラ》に描かれている女神フローラが重なっている。
マグリットは「これは帽子の男と女神フローラの結婚だ」といっている。
さて、川オスの見方はどうか。
彼の作品を追いかけてベルギーまで飛ぼうとした(←飛んでない)マグリットファンの一人として、自分勝手な解釈を書いておこう。
この作品に行きつくまでに、何点もの名品、例えばモディリアーニだったり佐伯祐三だったりを眺めてきた。それぞれに感じる既視感は、きっとどこかの美術館で鑑賞済みであることは間違いない。
『縄をまとう男』(吉原治良)
こんな印象的な吉原治良作品だって、自分には記憶にないけど、確実にどこかの美術館で出逢っている。確実な記憶力がそう語っている。
さて、本作。
山高帽の前に佇むフローラさんは『プリマヴェーラ(春)』というレディメイドの作品からやってきたもの。
自分は大塚国際美術館でしかニセモノを観たことがないけど、フィティッチみたいな読みにくいイタリアの美術館に行けば本物が観られるようだ。
とてもステキなことだ。いつか、必ずそこへ行く
美術館名は覚えられないけれど。
レディメイドと書いて、いの一番に浮かんでくるデュシャンの『泉』。これが1915年。
男子小便器からイメージされる『泉』に対して、山高帽の紳士が、森を見ながらボッティチェリの作品への既視感でフローラさんが現われたんだ、という解釈は、あながちマグリットが名付けた作品名から大きく外れてはいないだろう。
帰宅後にもう一度、作品写真を見ながら思いにふける。
”この作品、過去にどこかで出会っている”という確信。
2015年、新国立新美術館『マグリット展』。
今でも、マイベスト国内展覧会トップクラスの1つとして記憶される『大マグリット回顧展』。
その証拠に、ほとんど買うことのない図録が、おいらの書棚に燦然と輝いている。
そこに見つけた『レディメイドの花束』
2015年の展覧会でますますマグリットの魅力を深め、ついにはベルギー行きのAIRチケットも手配した
クソコロナがこの世に生まれなければ、この wish list は2年前に達成されていたのに、ついにはクソプーチンチンのお陰で目標は2025年に後退。
素晴らしい作品は、何度見ても素晴らしい。
海外には行けないけど、大阪には行ける。
大阪中之島美術館に感謝
YOLO
ロシア上空が安全に通過できるようになってくれれば、必ずや念願を果たす。
ゴールドを手放してでも(←手放さない)
(つづく)

理想とする「出会いのシチュエーション」 2位は「学校」、1位は?
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