レジェンドはゴーストになれどヒューマニティーを顕わす。最近はお友達のアレンのように1時間半ぐらいの作品も増えてきたけれど、クライマッチョ小粋であった。ロッテントメイトー的には批評家からもオーディエンスからも評価が低いな、さりげなくも深みがある逸品に思えたしジョークもいつものイーストウッド・テクストよりも多かったのだけれど。サリーやジュエル、アメリカンスナイパーやミリオンダラーみたいに、悩みがあるなか民衆が一体になれる作品をオーディエンスからは求められているのかな。ウェストサイドストーリー、温故知新と未来永劫のなか結びつきを想うはスピルバーグらしいけれど、そんなことないリアルばかりを見せつけられ、もうそうした欲望など枯れ切ってしまった世の中において、あり得ないことと諦めているのがリアルなのではと思うが、それは世界の出来事であり、スピルバーグとしてはアメリカ国内にいる人たちに向けたものなのだろう。枯れることはない希望。
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