映画日記『００７／ゴールドフィンガー』

２０２２年２月５日（土）

『００７／ゴールドフィンガー』（１９６４年）
監督：ガイ･ハミルトン
ムービー・プラス【録画】

００７シリーズの第３作。
午前十時の映画祭か何かでいちど見ているので、本日は再見。
あらためて見ても、やっぱり面白い。
古い映画なので、ネタバレを書いてもいいだろう。
強欲な悪党、ミスター・ゴールドフィンガーが、アメリカ国が保有する大量の金塊を放射能で汚染して使えなくし、世界経済を大混乱に陥れボロ儲けするというアイデアが秀逸。
この悪の計画があと少しで成功するところだったが、ゴールドフィンガーの手下で女性パイロットのプッシー・ガロアが直前になって裏切ったことにより、計画は失敗してしまう。
それではプッシー嬢がどうして裏切ったかというと、計画実行の前日に厩舎の藁のうえで、我らがジェームズ・ボンドと彼女が・・どうも・・・ナニをしたことによるみたい。
本編では、プッシー嬢が母性本能に目覚めたからみたいなことをボンドが言ってるだけだが、その裏の実体は、まあそういうことだろう。
世界を救ったのが、ボンドの知力や格闘技や拳銃でなくて、「００７／キツい一発」、ということになる。
よくよく考えるとトンデモナイ映画だ。

プロレスラーのハロルド坂田が悪役として大活躍。
これがもう最高！！
ホント、うれしくなっちゃう。
そのハロルド坂田、ボンドとの最後の対決で、哀れ感電死してしまう。
そのとき、彼は固い床に向かって正面から倒れていくのだが、顔面が床に着く直前に両手で受け身をとっていた。
さすがはプロレスラーと、いたく感心した。