おらおらでひとりいぐも、おもしろかった。沖田修一これで4作目だから慣れてきたのか、或いは、この作品にピンときたからか、入っていける。初見でもなんとなく分かるストラクチャーの作品が多いけれど、このひとのはあまり味わったことのないストラクチャーゆえかなにか入り込みにくさもあったり、人物に心が刺さらなかったりするも、この作品の主人公にその寂しさに入るかどうかでは入り込めなく気持ちが同一化できずにあるも、流れる雰囲気には漂い気持ちよさ生まれる。ストラクチャーにおいて、孫娘が玄関に入ってくるときのスカートのスローモーションとか坂道上がるときのカーニバルみたいなの、こうしたの彼のテクストに、つまり作品群にときどきインサートしてくるの面白いと思うもいつも?だったけれど、これは慣れなのだろう、今作ではよく感じられる。上映時間も同じくらいか、横道世之介のような、ひとりの人物の年代記のようなセンス。あちらである横道も冗長に感じられ、こちらもいくぶんそう感じられるけど、また観るときはそれが心地よく思えるのでは、となる。キツツキやモヒカンにあったようなふたりの人物の相互作用は、田中裕子と蒼井優という同じ人物によって成される按配で、地味めだった田中も前向きな人生の進め方を得るものとなる。言いたいことはよく分からなかったが、ミームやホームがテーマなのかな。
ps
目が悪いからかな、意図しているのかな、フレームのなか何が表されているのか分からないショットがあるけれど、なんだかマンレイっぽいシュールレアルで、そこらへんおもしろいな。
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