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2022年01月26日23:59

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映画日記『ポルノ時代劇 忘八武士道』

2022年1月26日(水)

『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973年)
監督:石井輝男
駅西・シネマスコーレ

丹波哲郎特集の1本。
大学生の頃、封切り時に見ている。
あらためて、ものすごい映画だった。
なにがものすごいかというと、ポルノ時代劇と銘打つだけあって、最初から最後まで女優さんたちのオッパイとお尻がゆらゆらする。
なかでもヒロイン格のひし美ゆり子なぞは、着物を着てたのは最初の数分だけ。
残りの90分近くはずっと裸だった。(とおもう)
裸以外の見どころは、丹波哲郎が御用提灯を手にした捕り方たちと、金で雇われた浪人たち相手に繰りひろげる、江戸の吉原末代までの語りぐさとなる大立ち回り。
かつて首斬り浅右衛門が使ったという妖刀“鬼包丁”、横に払うと首が飛び、縦に下ろすと腕が飛ぶ。
全編、裸と血しぶき、もうたまらない。
もうひとつの見どころ、遠藤辰雄の悪党ぶり。これがまたコテコテの怪演だった。
悪党なので、最後は哀れな末路が待っているのだが、今ではその末路の内容をコンプライアンス的にどうしても書くことができない。

1973年の丹波哲郎はほんとうにすごい。
『ポルノ時代劇 忘八武士道』に出るいっぽうで、『人間革命』では創価学会の戸田城聖を演じている。
ここまでは映画館のチラシで知っていたが、さらに『山口組三代目』では、山口組二代目を演じ、『日本沈没』では日本国民の命運を握る総理大臣役を演じていた。
ポルノ、学会、やくざに首相!!
見事なまでに節操がない。
ホント、うれしくなっちゃう。



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