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2022年01月05日23:58

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映画日記『喜劇 逆転旅行』

2022年1月4日(水)

『喜劇 逆転旅行』(1969年)
監督:瀬川昌治
岐阜柳ヶ瀬・ロイヤル劇場

マイミクさんから「面白いよ」とすすめられた1本。
JRが国鉄だったころのお話。
フランキー堺演じる、東北本線を走る急行車両の専務車掌を主人公に、列車内での珍騒動と、料理教室の美人先生と幼なじみの芸者との恋騒動を描く。
笑いあり、涙あり、歌あり、旅あり、SLあり、そしてチラリとお色気ありという、てんこ盛り。
軽妙なフランキー堺もさることながら、彼の母親を演じたミヤコ蝶々が笑わせてくれる。
恋する伴淳三郎の前に、少女のような髪飾りをつけて登場するシーンに大笑いだった。
フランキー堺の幼なじみで、おきゃんな売れっ子芸者に扮した倍賞千恵子も傑作。
役名がなんと「さくら」。
地道なさくらしか知らなかったので、本作のさくら姐さんがとても新鮮。
久しぶりに見たというか聞いた、藤村有弘の絶妙なインチキフランス語にクスッとなる。
そして、芸達者な役者たち以上に盛り上がったのが歌い手さんたち。
都はるみが「好きになったひと」を三番まで歌いきり、シーンが変わると股旅姿になって♪おっととっといけないよ〜と「はるみの三度笠」を披露する。
このとき、都はるみ21歳。彼女のうなりとこぶしの絶頂期を知る貴重なシーンだ。
続いては、じゅんとネネ!!
プールサイドを舞台に、ビキニ姿のふたりが歌う。
残念ながら、なんという歌か分らなかったが、歌よりもとにかくビキニだ。
ふたりともほっそりとして、適度なくびれもあり、スタイルが良い。
見てるだけで、にやついてしまう。このシーンだけで、元がとれた。
さらに、オオトリに鶴岡雅義と東京ロマンチカが登場。
なんと鶴岡雅義がギャグを放つのだが、何を言ってるのかさっぱり分らず、大滑りだった。
喜劇なのに、見終わって、どういうわけかしみじみとなる。
どうのこうの言うより、最初から最後まで、過ぎ去りし「昭和」にどっぷりとひたる90分だった。



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