mixiユーザー(id:6810959)

2022年01月03日23:55

133 view

映画日記『怪竜大決戦』

2022年1月3日(月)

『怪竜大決戦』(1966年)
監督:山内鉄也
YouTube・東映エクストリーム

ガマ蛙と龍が戦うシーンをうっすらと覚えていたので、小学生の頃に見てたかもしれない。といっても56年も昔のこと、ほとんど初見。

美青年の雷丸(いかずちまる 松方弘樹)が主人公。
雷丸は幼少のおり、近江の国、尾形城の城主であった父と母を、悪らつな家臣・結城大乗(天津敏)と、結城の家来で忍術使いの大蛇丸(おろちまる 大友柳太朗)によって殺された。
窮地のところを、飛騨の山奥すむ蟇道人(金子信雄)に助けられた雷丸は、のちに忍術の修行に励み、いまは師の蟇道人をしのぐまでになっていた。
ところが蟇道人が大蛇丸の卑怯な手によって斬られてしまった。
死のまぎわ、蟇道人は駆けつけた雷丸に、彼の生い立ちと秘伝の術を教え息をひきとる。
父と母と師の復讐を誓った雷丸は、名を自来也と名乗り、仇敵の住む近江の国へとむかうのだった・・・・

冒頭に大蛇丸が変身した龍が出てくるのだが、これが今から見たらちゃちなはりぼてで、ガックリとなってしまったが、結局最後まで見てしまった。
なんやかや言いながら、特撮が好きなんだからしょうがない。
ただ、着ぐるみのガマ蛙や龍の大きさと比較すると、怪竜決戦の舞台となる城が、かなり大がかりに作られていた。
大きさだけでなく、城の作り込みも『大魔神』にひけをとらない出来だった。
特撮以外の見どころは、大蛇丸に扮した大友柳太朗。
あの天津敏が可愛く見えるくらいに、冷酷な悪役、敵役だ。
あきらかに子ども向け映画なのに、まったく手抜きなし。
雷丸の母を突き刺したうえ、我が子を案じる彼女を冷たく見下げる目が、まさに蛇そのものだった。
敵役の大友柳太朗といえば、近衛十四郎演じる柳生十兵衛と死闘を繰りひろげる『十兵衛暗殺剣』(1964)が有名だが、残念なことに未見。
こちらも見たい。



9 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年01月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031