ドライブマイカーおもしろかった。観に行こうとは思っていなかったけれど、大森一樹が爆発的人気になる前の村上春樹の風の歌を聴けを映画化したってことがなにか取り憑かれたのかな、いや、そうそう、蘇る相米慎二という本を読んでいたら、濱口竜介氏の文章があって、それで、まだあってるかなとチェックするとあってたので行った。冒頭の逆光による影は痕跡として表され、ゴドーはぎりぎりコミュニケーションできる言葉として表され、そこらへんで全体が見えてきたけれど、愛に満たされない、愛は言葉、言葉に満たされない、と見えてくるも、それが見えていてもおもしろかった。映画はなんでもありで、ラストは西島秀俊は犬になっちゃった。と、それも一つの解釈でいいだろうけれど、一緒に韓国に行っちゃったのかな、サーブこれやるわ、ともらって、犬と韓国人の夫婦と韓国で暮らしているのかな。まっ観たばっかでこんな印象。脚本賞は戯曲と上手く協奏したセンスとかでもらえたのかな。できた脚本を切ったり並べ替えたり、と誰でもやろうけど、そうしたシミュレーションをワークショップのように頭の中で整理してできたホン的なセンスも感じられる、そんな傾向が濱口に感じられる。だから、最近よくあるような始まってだいぶ経ってからのオープニング・タイトル、それも、その整理の中で、当然のように思えてくるのがある。
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