天国にいちばん近い島おもしろかった。Y●uTubeにあった。海外を舞台にした原田知世のスター映画なので百恵ちゃん三浦友和映画のようなものだと勝手に想像していたら、まぎれもなく大林宣彦映画だった。ねらわれた学園もそうだった。セーラー服と機関銃もあの長回し、相米慎二映画だし、メインテーマも森田芳光風だと聞く。薬師丸ひろ子映画とは何か。と深く考えることもなく、彼女が出ていれば、薬師丸ひろ子映画なのだろう。この原田知世のスター映画、出だしの日本のとこはまさに大林ジルシ、でもニューカレドニアのとこなると、百恵友和がやってたCM的なセンスになる。そしてそれもまた、まぎれもなく大林ジルシであろう。自転車で島を回るとこ、海からひいて自転車と知世、と全体が映るところ、オープニングクレディット、なんだかディズニーが今から始まるんじゃないかの感覚に呼応するようなハリウッド感覚。しかし、大林の眼を通したハリウッド、ブロンソンなんかが大地で繰り広げるマンダム的な感覚、それはハリウッドとは似て非なるもの。なんかよく分からないけど、なるほどー、と唸る。ダグラスサークのように鳴り続けるハリウッド的伴奏、原田知世は大人たちの愛に触れ、そして彼女自身の魂も彼女の愛に触れ、大人になっていく通過儀礼。天国にいちばん近い島、遠くにあるようで身近にあることを、彼女の愛は触れることができる。
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