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2021年10月11日11:05

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台風クラブ


台風クラブおもしろかった。Ý●uTubeにあった。リニアーに一直線な活劇ションベンライダーの方が好きだった。神代藤田的な昭和辛気臭さや今村大島的観念が表されたりするけど、共闘のアプレゲール的な、もろ軽さの森田芳光に比して、そこには戦中世代的な相米慎二の挫折感みたいなものや憤りを感じたりするも、シャイニング的なものを見せたり、崇高な死を見よと飛び込むもスケキヨ的シンクロナイズド逆立ち両足見せ的な死(んだかどうかは分からないけれど)は、パロってるのかはしょってるのか、はたまた自己諧謔なのかホントに怒ってるのか分からない感じだけれど、軽いか重いかと問われれば、やはりそこには新人類的なコマーシャリズム軽さを感じさせたりする。工藤由貴がお母さんと言って温もりを求めても求められないもの、三上くんが電話しても彼のリアクションに表される不在の親、そこにはアンチ権威というより、見定めることも掴むこともできない価値観の喪失が表され、神代辰巳のシラケた時代よりも事態はさらに深刻なんだなエイティーズを垣間見せたりもする。アメリカで言えばまだカザンでは闘う相手としての権威があったが、スコセッシではアンチするものも自身もなにかを掴めないセンスになるけど、それにも似た感覚が相米がこの作品で表すものには感じられる。三上くんは悩んでいるけど、他の子たちはトラウマの傷に悩まされながらもすぐにケロリと忘れてしまうただいまおかえりなさい少年のように、新人類らしく軽い。でも、彼らみんなにギャップが表されるではなく、軽さに統一される。そういうのがエイティーズなのかな。ラストシークエンスの金閣寺みたいと言われる校庭と校舎と台風の後の水たまり、あれがとても綺麗だった。




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