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2020年07月02日16:23

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人間失格 太宰治と3人の女たち


『人間失格 太宰治と3人の女たち』
おもしろかった。初恋を観ながら、ルパン三世をやるのは顔の形からしても声のトーンからしても窪田正孝が三十代半ばになって山田孝之のように喜劇の才能がもし開花したら、それからだといいんじゃないかなと思っていたけど、小栗旬さすがアクトの構築巧いな、彼のルパン観なきゃと思ったりしたり、藤原竜也の坂口安吾が出てきたとき、文芸に 無知蒙昧だけど、なぜに堕落論や斜陽、人間失格があの時代はやったのかなとか思ったり(ただしどれも読んだことないので、これら並べること自体、 無知蒙昧やもしれぬが)、父上が亡くなり藤原や小栗のキャストは意思受け継ぐのなんぞやとかと思ったりしながら観ていたけど、痛いものが美しいものをつくるというセリフが出てきて、そういった時代だったのかな、とか、宮沢りえはヴィヨンの妻らしくしっかり者で沢尻はこうした形式的な作品こそ巧さが出るな、引退もったいないな、声のトーンいいな、でもって、彼女演じる女性はインディヴィデュアル、芸術と自由をあまりにもシンプルにイコールしているからこその個人主義、二階堂ふみは彼女の背景にやたらと表される十字架のモティーフで、彼女の役割が想像できたり、私的には耳隠し(髪型)をエロティックに感じるので蜷川ワールドとても楽しめた。男ってバカよね可愛い、って女性が言ったりすることあるけど、そうした視点は私は男性だから持てぬが、この作品を観てると、ラストの小栗旬の思い出すかのような「あっ」と言う呟きも含めて、蜷川実花の視点はそれのような気がするものがある。さくらんやヘルタースケルターにあったアートワールド感をおさえて、機敏もみせる人間ドラマが表されたような感じもするけど、やはり色彩感覚、蜷川実花ワールドになっている。本人が撮影監督ではないだろうけれど、アメリカンDPのように、現場の照明は瞬く間に分かるんだろうな。


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