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2020年03月31日21:43

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映画日記『ドミノ 復讐の咆哮』

2020年3月31日(火)

『ドミノ 復讐の咆哮』(2020年)
監督:ブライアン・デ・パルマ
伏見・ミリオン座

クリスチャンとラース、パトロール中のコペンハーゲン警察の刑事ふたりが、夫婦喧嘩の通報を受け現場にかけつけた。
そのとき、靴先を血に染めた不審な男がふたりの前にあらわれた。
即座に男を取り押さえたが、一瞬のすきをついて男がラースの首を掻き切り逃走した。
動転するクリスチャン。それもそのはず、こんなことになってしまったのも、前夜自分が恋人といちゃついていた部屋に、拳銃を忘れてきたとが原因だった。
瀕死のラースは、躊躇するクリスチャンに男を追えと命じた。
クリスチャンは屋根伝いに逃げる男に追いついたものの、いっしょに転落してしまう。
身体を地上に叩きつけられ、ぼんやりとする視界の中でクリスチャンが見たのは、背広姿の男たちによって連れ去られていく逃走犯の姿だった・・・・

久しぶりのデ・パルマ映画。ねちっこい撮り方は健在だ。
汚名挽回と相棒の仇討ちに燃えるクリスチャンと彼に協力する女性刑事のアレックス、逃走犯と彼を拉致した背広姿の男たち、そしてイスラム国のテロ・グループが三つ巴になって、クライマックスへとなだれ込んでいく。
舞台もデンマークのコペンハーゲンから、スペインの闘牛場と多彩。
それなのに上映時間が89分だ。
つまり、小粒。
しかし、小粒といってもギュッと詰まっている感じ。
昨日見たインド映画の『サーホー』は見せ場の連続だった。
いっぽうの『ドミノ〜』では、冒頭のヨーロッパを舞台にしたサスペンス映画では定番の、急斜面の屋根を使ったアクションと闘牛場での追跡劇、見せ場をこのふたつのシーンに絞ったことが効を奏していた。
「ブライアン・デ・パルマ」という名前を知らずに見たら、これは「拾いもの!!」と、ニンマリしたことだろう。


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