どんよりとした空模様に、気が滅入るようなニュースばかり。
こういうときはド派手なアクション映画にかぎる。
2020年3月30日(月)
『サーホー』(2020年)
監督:スジート
名駅・ミッドランドスクエアシネマ
一代で巨大な犯罪組織を築き上げた男・ロイが、何者かの手によって殺されてしまう。
彼が遺した巨額な財産を巡って、組織の幹部たちが色めき立つなか、ロイのひとり息子と名のるヴィシュワクがあらわれた。
同じころ、ムンバイ警察にスーパー刑事・アショークが着任した。
アショークは、さっそく美人刑事・アムリタに目をつけ、「あんたは俺に惚れたか?・・・・俺はあんたに、惚れそうだ」と、きざな殺し文句を武器に彼女にせまる。
犯罪組織のお家騒動と、ロイの財産を手にするために必要な「ブラックボックス」を巡る大抗争が巻き起こる。
そして、抗争のさなか、我こそが「サーホー」と名のる意外な(まあ、意外でもないが)主人公が颯爽とあらわれて、決めぜりふをかます。
「ショータイムの始まりだぜ!!」
だいだい、こんなストーリー・・・・だとおもう。
正直、よく分からない。
よく分からない原因のひとつが、誰が誰だがこんがらがってしまったため。
男優たちの顔が同じに見えてしまったのと、主人公のヘアスタイルが、シーンとシーンとで微妙に違っていたので、余計混乱してしまった。
話がどんどん進んでいくので、年寄りには追いつくのがやっとだ。
それでも、つべこべ考えずに見てるうちに、だんだん乗ってきて、最後まで楽しく見ることができた。
景気のいい音楽と、美女軍団のダンスシーン、山岳の絶景をバックにしたラブシーンと、インド映画らしいてんこ盛り。
お約束のありえないアクション・シーンもてんこ盛り、とりわけ人間ジェット機には笑ってしまった。
主人公を演じるのは『バーフバリ』シリーズの人気俳優・プラバース。
彼がラストに見せる「どや顔」が見事に決まっていた。
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