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2020年01月14日00:05

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映画日記 『男はつらいよ ぼくの伯父さん』 『シライサン』

2020年1月13日(火)

『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989年)
監督:山田洋次
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

本日も寅さん映画のリマスター上映へ。
シリーズ第42作。初見。
昨日見た『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(1983年)では、鉄道が国鉄だった。
6年後の本作ではJRになっていた。
そんな時代の移り変わりと軌をおなじくするように、寅さんを演じていた渥美清にも変化が訪れていた。
『〜口笛を吹く寅次郎』では気づかなかったが、本作の渥美清にはまったくといっていいほど精彩がない。
すでに体調がおもわしくなかったのだろう。

寅さんは、いわば脇にまわり、実質的な主人公は吉岡秀隆扮する満男だった。
ストーリーも満男と後藤久美子扮する泉との幼い恋物語だった。
ということで、大笑いするようなシーンがなく残念。
残念といえば、本編が終わったあとに、「未成年者に酒をすすめる」シーンがあったことへのお詫びみたいなメッセージが出てきた。
寅さんが鬱々とした日々を送る満男の心情を聞こうと、泥鰌屋で一献かたむけるシーンのことだろう。
いちいちそんなことに弁解しなければならないとは、ほんとうに世知辛くなったものだ。

昨日の『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』でMS-DOSで動くパソコンが登場したと書いた。
あらためて作品リストをながめていたら、『男はつらいよ』シリーズが終了するのは1995年のことだった。
ウィンドウズ95が登場し、がらりと世の中が変わってしまう始まりの年だ。
偶然のことだろうが、ウィンドウズにインターネット、そして携帯電話の普及し始めるのと相前後して、寅さん映画が退場していったことに、なにかしらの因果関係があるような気がしてならない。


『シライサン』(2020)
監督:安達寛隆
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

今年に入って初めて見る新作日本映画。
監督が作家の乙一ということで期待して見に行ったのだが、まったく盛りあがらないうちに“お眠りタイム”になってしまった。
ということで、感想なし。
しかし、今年初めての“お眠りタイム”を経験し、ようやくふだんの生活に戻った気分だ。



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