2020年1月9日(木)
『浅草の灯』(1937年)
監督:島津保次郎
京都烏丸御池・京都文化博物館フィルムシアター
大正時代の浅草が舞台。
オペレッタ劇団の清純な若手女優に金満家のスケベオヤジが目を付けた。
そんなおり、劇団が左前になってしまう。
資金を得るためオペレッタのプリマドンナを務める座長の女房が勝手に段取りをつけて、若手女優をスケベオヤジに差し出そうと企んだ。
それを知った座員や彼女のファンが、彼女の純潔を守ろうとするのだが・・・・
いまから見ると、さほど面白い話ではないが、見どころはある。
なんといっても、悪だくみをするプリマドンナ役に扮した当時31歳の杉村春子だ。
本作が映画デビューらしいが、すでに名女優の貫禄を漂わせていた。
その杉村春子が歌って踊る!!
これにはびっくり。
『鴛鴦歌合戦』の片岡千恵蔵や志村喬が歌ったときよりも驚いた。
それと笠智衆が若い!!
なんというか、お年玉みたいな1本。
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