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2020年01月04日00:04

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映画日記 『エクストリーム・ジョブ』

2020年1月3日(金)

『エクストリーム・ジョブ』(2020年)
監督:イ・ビョンホン
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

コ班長率いる落ちこぼれ麻薬捜査班5人組は失敗ばかりで解散寸前。
汚名返上と解散の危機を乗りきるため、麻薬の大量販売をもくろむ大物麻薬ディーラーのアジトを張り込むことになった。
麻薬組織アジトのあるビルの前にある唐揚げチキン屋で、うまくもない唐揚げを注文しつづけながら、連日連夜の張り込みが続く。
ところが、この唐揚げ屋が店をたたむことなった。
それでは絶好の張り込み場所がなくなってしまう。
困り果てたコ班長は、なんと自らの退職金を前借りし店を買い取ってしまった。
そして張り込みの偽装のために、捜査班全員が店員となって唐揚げチキン屋を始めることに。
ところが、班員のひとりマ刑事の作るタレが馬鹿ウマだった!!
その味がたちまち評判になり、張り込みどころか、店は大繁盛となってしまい・・・・

大笑いだった。
張り込みのための偽装営業だったはずの唐揚げ屋が大繁盛、という筋立て自体に笑ってしまう。
映画の骨格がちゃんとしてるので、あとは主人公と悪党といった、登場人物たちのディテールを作るだけ。
その主人公となる捜査員5人のキャラクターが立っていた。
とくに、調理人になるマ刑事が最高。
演じるチン・ソンギュはどこかで見た顔だった。
家に帰って調べたら、マ・ドンソク主演の『犯罪都市』(2018年)で、殺したやくざの親分をなたでこま切れにしてしまうという、残忍な殺し屋に扮していた人だ。
『犯罪都市』と続けて見たら、チキンの唐揚げじゃなくて、人肉の唐揚げになってしまう。
そのときのチン・ソンギュがこの写真。

フォト


こんなものすごい顔の人がコメディをするなんて!
マ・ドンソクに続く、悪党面の好漢の誕生だ。

そして迎えたクライマックスで、麻薬捜査班5人の「秘密」が明かされる。
「そんなのありかよ」と野暮なことを言うより、ここは大喝采で楽しむべし。
ラストの善と悪のタイマン勝負が、王道のアクション娯楽映画だった。

笑いと楽しさ満載の痛快作!!


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