ヒアリより恐ろしい五箇室長
富士山の世界遺産センターは建物好きなら一見の価値あり。
誰かしらにそんなことを教えられて5月に出掛けた「山梨県立富士山世界遺産センター」
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「逆さ富士はここじゃなくて富士宮なんです」と、申し訳なさそうに伝えてくれた山梨県側のおじさんの顔が今でも目に浮かぶ。
念願の富士宮。
日曜日だというのにすっからかんの山梨県とは違い、雨模様の土曜日でもそれなりの観光客を迎え入れている静岡県。
山梨県は「山梨県立」と付けているのに対し、静岡県は「静岡県世界遺産センター」。
開館は山梨県立が2016年に対し、静岡県は2017年。12月で間もなく2年。
静岡側が圧倒的な人気スポットである理由は、坂茂(ばん・しげる)設計の逆さ富士と、隣接する浅間大社との連携。
山梨県立が勝るのは高速インターに近いだけというのみ。
浅間大社へは2017年1月に拝受した御朱印があるので、そのころのこの地はおそらく建設中の空き地だったはず。
300円払って入館したセンターの中には、静岡県産ヒノキを用いた木格子がまるで隈研吾。先日の大分旅行、時間があれば訪れていた大分県立美術館は、また日を改めて訪れればいい。それが坂茂。
館内の展示室の一つが企画展《参詣曼荼羅にみる富士山信仰の世界》。
グーグルマップのない時代、富士登山をするものに必須の登山マップが《参詣曼荼羅》。
展示品はすべてレプリカという有り様だったけど「絹本著色富士曼荼羅図」(国指定重要文化財)はほどほどに勉強になる。
本物は静岡県立美術館(寄託)にあるはずだ。
世界遺産構成資産にもなっている人穴浅間神社の参詣も忘れない。
過去に参拝した時は社務所に人影なく、御朱印を頂けずに鳥居をくぐったが、この日はヘルメットを小脇に抱えたご婦人やおじさんたちが10人ほど集まっている。

「御朱印いただけますか?」と、声を掛けると、

「ちょうどいま、宮司さんが来てるから、ここで書いてもらえるよ!」と明るい言葉が返ってきた。
まる子ちゃん御朱印帳を宮司さんに渡すと、ヘルメットオヤジがさらに問いかける。

「どこから来たの?」

「川崎です

」

「あ〜、川崎…大変だったですね

」
台風19号が去って1週間ほど。
川崎=浸水というイメージでとらえられているようだった。

「うちのほうは大丈夫だったんですけどね、近くのタワーマンションが…」
そんな話をしているうちに、立派な御朱印が出来上がる。
ヘルメットおばさんやヘルメットおじさんが気になったので聞いてみた。

「皆さん、これからどこかへ向かうんですか?」

「人穴富士講遺跡のツアーなんだけど、みなさんボランティアガイドさんになる人たちですよ。今日、ガイドになるためのガイドツアーをやるんですよ。あなたもどうですか?」
本気で誘われたけど、そもそも神奈川県民だし、ガイドになって一ヶ所に留まるようなおいらじゃない。なので、ありがたくお礼を告げて退散。
まる子御朱印帳、満願まであと2枚。
■「ホントにホントにライオンだ〜♪」 富士サファリパークのCMソング、実は「フルバーション」があった
(Jタウンネット - 10月24日 11:10)
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