上げたり下げたり

まるで壊れたエレベーターのようだ。
野党が10月に上げる消費税を今度は下げるために、
消費税減税法案をこの国会に提出するらしい。

先の参議院選で消費税廃止を謳ったれいわ新選組が
票を伸ばしたのを受け、消費税減税を軸に
野党がれいわと共闘しようというのが狙いらしい。

一強自民とはどう闘っても勝ち目がないだけでなく
野党も与党と闘わす明確な争点がない。

安倍首相支持も高止まりで、
若者の支持が高いというのも野党にとっては
頭痛の種となっている。

国民全体に支持される共通の争点が、
消費税にあることを証明したのがれいわだった。

だが、消費税を減税してその先をどうするのか？
なにも絵が描けているわけではなさそうだ。

れいわ新選組は、企業と金持ちから搾り取れば
それで十分間に合うと主張していたが、
そんな簡単なことではないだろう。

消費税の上げたり下げたりで、
忙しくなって、利益が出そうなのは、
レジスター会社だけかもしれない。