28日に投開票された3つの補選は、
立憲民主党の3勝となった。
と、いうか自民党の1敗2不戦敗である。
唯一、候補者を擁立した保守王国島根県で
自民党が負けたことをマスコミは、
選挙民が自民党にお灸を据えたたと報道していたが、
それは選有権者に対して失礼だろう。
一強政治がカネで動いていた事実を国民が気づいた。
保守王国の島根県で、自民党が敗れた意味は
そこにあると考えるべきだ。
国民の6割以上が政権交代を望んでいる事実も、
重なるのだから、お灸をすえたという表現は当たらない。
カネまみれの自民党より、ダメ野党の立憲の方がマシ
という引き算的な支持ではなく、国民の意識変化を
感じるのだが、マスコミの感覚ではそこまでいっていないのか。
政治資金パーティで莫大なカネを集め、
領収書が不要な政策活動費を党勢拡大と称して
カネをばらまいてきたことが今回裏金問題で露見した。
その自民党は、どうしても企業団体からの献金と
政策活動費を手放したくない、いや手放せないのだろう。
政治資金パーティで会費を払ったのは企業・団体で
もちろん見返りは、企業の税制優遇などであり、
それが自民党一強を支えてきたからだ。
日本の政治が、文字通りカネの力で動いていたことに
国民のもし本当に気づいたのだとしたら
政権交代も現実味を帯びる。
だが、野党第一党の立憲民主党は
敵失でしか勝てないという現実を
今回の補選で国民に認識されたとしたら、
政権交代は、また遠のくことになるだろう。
国民目線に立ち、日本の将来図をどこまで描くことができるか、
立憲民主党が国民にそれを示すことが、今一番求められる。
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