FIN日記は終焉を告げたが、かもめ食堂後のエピローグがある。
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(承前)
チェックアウトを翌朝に控え、空港行きのバスターミナルをチェックしてからボトルウォーターを買いに近くのスーパーへ。
ガスなし、ガス入りが売っているが、おいらは断然ガスなし。
フィンランド語がわからないので、ありかなしかはペットボトルの触り具合でしかわからない。
ヒップのように柔らかければガスなし、コックのように硬ければガスありである。
そんな知識で飲料売り場でさわさわしていたら、前方にアアルト女子が佇んでいて、この旅4回目の再会
2度目の再会、3度目の再会も驚いたが、今回もマジに驚いた。
ガスなしのヒップ感覚のボトルを手にしながら、4度目の彼女にトークイン。

「どちらに泊まっているんですか?」
よりによって、なんというデリカシィのない問い掛けだろう。
日本国内ならひっぱたかれている。

「あっ、あのカモメが屋根に乗った美術館のとなりのホテルです

」
ヘルシンキ市立美術館。白いおばちゃんが宇宙酔いした美術館である。
その隣というと、おいらが宿泊しているホテルチェーンで2つほどグレードの高いところ。
おいらがAPAホテルクラスなら、彼女はドーミーインクラス。

「あっ、そうですか。では、お気をつけて

」
日本のどちらから来たのかぐらい問いかけるのが紳士たるものだが、手にしたボトルウォーターが気になって、会話が続かない。
一体、どうしたことだ、川崎オスカーの巻。
おそらく、アアルト好きの彼女なのだから、どこか日本のそんな場所で5回目の再会があるだろう。そのときは、意を決して血液型を訊く。
8月1日7時。ヘルシンキのホテルをチェックアウトする。
良いホテルだった。
ホテル内の小さなサウナがフリーだってことを前日に知ったばかりで、利用することがなかったのがほんの少し心残り。
闇一つ見ることのなかったヘルシンキの夏空を背に、一路、ヴァンター国際空港へ向かう
《EST1》
中学生か高校生のころ。
つまり、竹内先生か毛塚先生かブタマンに「旅には4つある

」と習ったことがある。
英語の授業で記憶しているのは、そんな雑学のような知識ばかりで、「文法」や「三単現」の言葉を聞いただけで意識が飛んで成績が落ちていく。否、落ちるほどの点数すら持っていない。
判りやすく言うなら《 glamour は好きだが、grammar は嫌い》みたいなものだ。
だから、渡辺真知子が歌う「現在・過去・未来」も好きではない。
Travel, Trip, Journey, Tours
それぞれ目的や期間によって使い分けるのが英語教師の言い分だったけど、そんなものを使い分けるほど繊細ではない。雑巾と布巾すら使い分けずに、いつも叱られている
川オス的には「Travel は安っぽい旅、Trip はASKAかノリP、Tours はガイドさんに寄り添う旅」。
なので、真の意味はわからないけど、Journey という表現が自分の旅にフィットする。
そもそも、今もなお Life is a Journey の途中なのだから。
ヘルシンキからエストニアに向かうには、もたいまさこが散歩していたマーケット広場の港からバルト航路もある。高速船で2時間半
ただ、木更津⇒川崎のフェリー60分で船酔いした過去もあるおいらは、迷わず空路を選択。
タケコプターのような70人乗りのプロペラ機でわずか30分
眼下にフィンランド湾を望み、上がったと思ったらもう下降を始めている。
まるで、分度器に乗っているようなものだ。
あっという間にFINからESTへと、エアポートでのパスポートコントロールもないまま入国。
この旅が、まさに 【The FINEST of journey

】となるのだから、旅はやめられない。(←やめない)
(つづく)

ほめるな!子どもがやる気になるたった1つのこと
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