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2019年07月26日22:45

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猪木とビンス(477)最終章

ジミー・スヌーカとボブ・バックランドのWWFヘビー級王座を賭けた攻防は3か月に亘りニューヨークMSGをソールドアウトさせました。

82年5月21日の同所での再戦は両者リングアウト。6月25日、ついにケージ(金網)マッチによる決着戦となり、バックランドが場外脱出によりエスケープ勝ちをしています。

WWFでトップヒールとなったスヌーカは同年7月の全日本プロレス「サマー・アクション・シリーズ」に来日が予定されていましたがWWFのスケジュールを優先させてキャンセルしています。

10月の「ジャイアント・シリーズ」後半戦に半年ぶりに特別参加、11月2日、愛知県体育館では4月に仲間割れしたブルーザー・ブロディとの遺恨試合が組まれましたが試合は鶴田が何故か不可解な乱入をし5分51秒、ノーコンテストに終わりました。

シリーズ最終戦の11月4日、後楽園ホールでは馬場を破ってPWFヘビー級王者となったハーリー・レイスと組んで馬場&鶴田組を撃破。「次の最強タッグではレイスと組んでザ・ファンクス、スタン・ハンセン&ブロディ組にリベンジする」とアピール。

11月26日、後楽園ホールで開幕予定の「世界最強タッグ決定リーグ戦」でスヌーカはレイスと組んで出場すると発表されましたが、またしてもWWFのスケジュールを優先させてキャンセル。レイスはディック・スレーターをパートナーに参加しました。

崩壊した国際プロレス、新日本プロレスとは比べ物にならない位外国人レスラーのキャンセルが少ない全日本プロレスはひとえに馬場のペイメントの良さと信用から成り立っており、流石に怪我、病気等真にやむを得ない理由以外での半年間に2度のキャンセルは馬場のプライドを傷つけたか、その後スヌーカが全日本プロレスから声がかかることはなくなりました。

WWFに定着したスヌーカは今回来日するペドロ・モラレスのインターコンチネンタル王座を巡る抗争を展開するなど常にトップグループに位置し、WWFのレギュラーとなったことで新日本プロレスへの参戦、藤波との対戦待望論が出ましたが、売れっ子でスケジュールを押さえるのが困難になっていました。

今回ようやく新日本プロレスへの初参戦が決定。先に新日本プロレスへ移籍してきたブロディとのタッグチーム実現も叶うだけに新日本プロレスのファンにとっては朗報でした。

序盤戦だけの特別参加でしたが、5月13日、大分県立総合体育館で藤波のWWFインターナショナル・ヘビー級王座に早くも挑戦が決定しています。

他、トニー・セントクレアーは84年8〜9月の「ブラディ・ファイト・シリーズ」以来8か月ぶりの来日。

エンリケ・ベラは83年5〜6月のIWGPに中南米代表として来日して以来2年ぶりの来日、前回は大物に挟まれ不戦勝のみの最下位。77年3月の第4回ワールド・リーグ戦にベラ・ロドリゲスとして初来日。この時も最下位に終わっており、メキシコUWAにはカネックとこの人以外に他にヘビー級の人材がいないのか!?と疑問に思わざるを得ません。

特別レフェリーで新日本プロレスには初来日となる鳥人ダニー・ホッジは長年NWA世界ジュニア・ヘビー級王座に就いていた屈指の強者。来日は74年7月の全日本プロレス「サマー・アクション・シリーズ」以来11年ぶり。

76年に交通事故に遭い首の骨を折る重傷を負い引退を余儀なくされましたが、通常の人間なら即死だったものが助かっておりまさにプロレスラーの頑丈さを証明してみせました。85年当時で53歳であり怪我がなければまだ試合をしていたと思われ、試合していれば日本、国際、全日本、新日本の昭和4団体全てに参戦した外国人レスラーに名を連ねるところでした。
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