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2018年10月07日02:11

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映画日記 『散り椿』 『HOSTILE ホスティル』

映画三昧の3連休としたかったが、通院で午前中がパーになってしまった。
午前中のつまずきと天候不順が影響して、ぐずぐずしてしまい、夕方近くになってようやく家をでることができた。


2018年10月6日(土)

『散り椿』(2018年)
監督:木村大作
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

力のこもった佳作。
エンドクレジットに、生まれ故郷の富山県滑川市の名前が、チラッと出てきたのもうれしい。
クライマックスの岡田准一と西島秀俊の「殴り込み」シーンで、斬りかかってくる敵を、淡々といとも簡単に突き殺していく西島秀俊にしびれてしまった。

『蜩ノ記』もそうだったが、中間管理職のサラリーマンとその家族の悲哀を、時代劇に置き換えたような映画だった。
ほんとうに見たいのは、『椿三十郎』や若山富三郎の『子連れ狼』シリーズのような、ドバっと血しぶきが飛び散るような痛快時代劇なのだが、もう無理かなあ。


『HOSTILE ホスティル』(2018年)
監督:マチュー・テュリ
今池・名古屋シネマテーク

突然の災厄で、地球上の人類が滅亡しそうになった。
わずかに生き残った人々の前に、奇っ怪なモンスターがあらわれ、人間を襲いだす。
生き残りのひとりであるジュリエットという女性が、モンスターと孤独な闘いをするという話だ。
話の大枠は先日見た『クワイエット・プレイス』とほとんど同じだ。
こちらも、目をそむけたくなるような激痛シーンからはじまって、ハラハラドキドキが続く。
ハラハラドキドキシーンの間に、ジュリエットの回想が挿入されるところは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』のようでもある。

そして迎えたラストシーンに・・・・

「はあ?」という脱力感と、「そんなの、ありかよ」というかすかな怒り、それと同時になんともいいようのない悲しさがわきおこる。

ひとことで言えば珍品ということになるが、きっと、後々まで、妙にひっかかる映画の1本になりそうだ。



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