『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(Mission: Impossible - Rogue Nation;2015)
アルテポーヴェラも赤い旅団もアラブの者たちもイングリッシュジェントルメンも、貧しいだけではやってられない、理想には金がいる。マテリアルを求め、やがて国境なき騎士団、燃えあがり他者を灰とせしめり、顔なきコロニアリズムを派生さす。マルクスなナショナリズムではなく大英帝国的覇権が現在も、ごろつきと生むこと証とする。若者たちの清き理想なんて屁のカッパ。鰻上りの資産とともに、理想をテロる。一方、チームはそうした状況、別の方法で下からイデオロギーを突き壊す。されど、CIA長官の動向、次作のチームワークは国家のために向かわせるのか、心配。どちらにしても、このシリーズはナショナリズムが義としてある。
このシリーズ、常にファムファタールである。クルーズともども彼女たちの謎と勇気がテクストの魅力である。今回、デパルマタッチに回帰したのかと思って観ていると、劇場へ、そう、ヒッチコックの世界へと導かれる。やがて2や3と同じようにアクションへと点火し、デパルマのプラハ的ロンドンに帰着する。これまでの盛り合わせ。やはり一作目が秀逸。
P.S.
理解を引き出すことにおいて、能動的解放を示唆できる、極めて今日的なモードだったのかな。このモード、トランプが選ばれる現代も理解の範疇にある。
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