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2015年02月06日02:06

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映画日記 『七つの宝石』

2015年2月5日(木)

『七つの宝石』(1950年)
佐々木啓祐:監督
チャンネルNECO【録画】

来客のために、家の女主人がトレイに紅茶をのせて居間へやってきた。
ところが居間にいるべき来客とひとり娘の姿がみあたらない。
動転した女主人は思わずトレイを手放してしまった。
落ちた白いティーカップが床に飛び散った!

・・・・紅茶が・・・・ない。

強面の悪党ボスが、キャバレーの踊り子に襲いかかるの。キャーキャーわめきながら抵抗する踊り子に、ボスはたじたじとなって、ついには彼女を取り逃がしてしまうのだが・・・・いくらなんでも、あの悪党ボスは弱すぎる。

どうにも納得できないシーンが続々と登場する。
古い映画なので、いたしかたないが、ツッコミどころがいっぱい。
コメディ映画ではないが、後半は爆笑の連続だった。
一生懸命演じている俳優たちには申し訳ないが、これはこれで面白い。

空襲でがれきの山となったビルの焼跡がでてくる。
戦争が終わってまだ5年しか経っていない。
そんな時代の街並みの景色や人々の風俗も見どころだった。

番組案内に原作がモーリス・ルブランとあった。
主演が佐田啓二だったので、てっきり彼が“怪盗ルパン”みたいな役で登場するのかと期待したら、まったく当て外れ。
敗戦のきずあとが残る東京を舞台に、元貴族が所有していた7つの宝石を巡る怪事件のかずかず。7つ宝石には、莫大な財宝が眠る場所を示す秘密が隠されていた。
佐田啓二は事件解明に挑む“探偵”役だった。
いっぽうの敵役となる宝石を狙う悪党ボスを演じていたのは・・・・これが、書けない。
なぜ書けないのかは、見てのお楽しみだ。



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