蘭島閣が読めるようになったのは三岸節子関連から
三岸家直系が経営する銀座の画廊で「らんとうかくにも多く作品を持っていただいている」と話を聞いた。
らんとうかく?
京王閣

ならよく存じているが、蘭島閣なる競輪場は初耳だ
《広島2》承前
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前日入りした広島空港近隣の投宿地からレンタカーを駆って有料高速と無料高速を縫って1時間。安芸灘大橋を渡れば、通称・蘭島(らんとう)へと辿ることができる。
正式な島名は下蒲刈島(しもかまがりじま)。
舌を噛みそうなこの島には、時間があればアートや庭園、歴史散策が存分にできる瀬戸内情緒あふれる静かな町。
芸術の代表格となる美術館が《蘭島閣美術館》
総檜造りの木造建築。佇まいだけでさえも感動が押し寄せてくる。
開館して30分ほどにつき、当たり前のように貸切鑑賞。
靴を脱いでゆったりと贅沢な気分に浸っていよう。
展示室に置かれた彫刻は、広島に生を受け、我が街・川崎で生涯を閉じた圓鍔勝三師。
川崎を愛してくれてありがとう。
『人の表現、暮らしの表現』
企画展のお気に入りは、線だけで髪を束ねる裸婦を思わせる作品を描いた熊谷守一の小品。マネすればおいらにも描けそうだ。(←描けない)
もう一つ、浮世絵の特別展をやっていたけれど、こちらは時速3�劼曚匹里笋簑�足で回り、いよいよ期待のコレクション室。
展示室は1階、2階で3室のみ。2階に上がり、今日のコレクション展示に注目する。
あとでスタッフに伺ってわかったことは、三岸節子作品の所有は20点あまり。
残念ながら、今回の展示には1枚も入っていなかった。また来ればいいさ。
それよりも、展示されていた10数枚程度のタブロー、1枚1枚に足が止まる。
田渕俊夫『歴』、西田俊英『灯のともる頃』ごときにiPhoneを向けていたら、階下からスタッフがわざわざやってきて「撮影ダメよん

」のイエローカード。
METやMoMAのふところの深さを延々と語りつくしたかったが、郷に入れば郷秀樹に従え。そのあとに控える見事なる杉山寧作品『晶』を我がアルバムに載せることはできなかった。高山辰雄『鳩』もまた然り
2200点ものコレクションを持つという蘭島閣の品々。
記憶しておきたい作家は岐阜の兄弟作家・加藤栄三+加藤東一。
撮影NGなのであれだけど東一作品『月下篝火』も『人』も、見事に素晴らしかった。
忘れずにしておこう。
さてさて、再び、ここへやってくる日がくるのだろうか。
我が人生、初めての呉市。そして離島。
蘭島閣には3時間の余裕を持って出かけたが、どうやら1時間で十分に堪能した。
午前10時30分、聴こえてきた「御手洗」の響き
御手洗に行った隙にスマホを探る。
《最速32分》
脳内コンピューターがバチバチとこれからの予定を整備する。
夕刻の呈茶をあきらめれば、さらに1時間の時間が生まれる。
GOだ、武。
いざ、ドライブ・レンタ・カー
橋を2つ。
蘭島から3つ目の小さな島を下りると、まるで鞆の浦にやってきたかのような錯覚を得る。ここが、呉市どんつくの島。
映画『ドライブ・マイ・カー』が切っ掛けになったのか、駐車場の前にはビジターセンターが完備され《御手洗町並み保存地区》の案内所が開かれている。
今でも残る江戸時代の街並みに、堂々としたコンクリート造りの映画館《乙女座》は、残念ながら昭和40年代に廃館の憂き目にあい、乙女のシンボルからも涙がこぼれている。
西島秀俊がこの2階に投宿し、舞台の脚本を書いていた。
彼が見ていた観音崎情景
ロケ地となっていた2階には上がれないけれど、たぶん色紙が飾ってあるであろう1階のレストランは、コロナくんにつき3グループのみ受け入れ制限で、ぴったりと満席。
スタッフ曰く「15分ほど」の待ち時間に、ウェイティングリストにサインをして、さらに灘岸散策のゆとりを得る
3軒ほど先に見つけた船宿カフェ《若長》
店を覗いているとマスターから声が掛かる。

「今なら2階へ上がれますよ

」
空いているも何も、まだお客さんはゼロだった。
2階に上がれるという魅力よりも、実はマスターからの、この声質が琴線に伝わった。
”あっ、このお店はきっと大当たり”
誘われるままに土間で靴を脱いで、2階へと案内される。
西島秀俊がいたわけではないが、きっと西島秀俊が観ていたであろう観音崎が、ほんの少しだけ角度を変えて現れた。
オーダーしたランチは瀬戸内レモンそうめん

+大長みかんジュース
糖度たっぷりのレモン。そして、品の良いそうめん。
まるで黒田清輝の『湖畔』のように露台に腰かける美女。
絵になるもんだ。
1階でマスターが電話を受けていた。
どうやら、ロケ地のレストランにウェイティングリストを記載していたお客さんらしい。
その3軒先に、とても雰囲気のいいお店(←ここ)があることに気が付いたのだろう。
美味しかった。味も雰囲気も。
思い切って呉市離島のどんつくまでやってきて良かった。
映画が再公開されたら、必ず観に行こう
(つづく)

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https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7111917
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