大阪中之島美術館。
当初の予想通り滞館時間3時間。それでも、ポスターや写真(杉本作品は立ち止まる)、掛け軸はかなり早く駆け抜けている
3月21日で超コレクションが終了し、次回は地元の元画商による偽版画展が開催されるとか、されないとか(←されない)。満員確実なのに。
《阪和3》承前
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『プリンセス達』(マリー・ローランサンさん)
これも今は亡きニューオータニ美術館で鑑賞しているようなデジャビュ感。
そういえば、吉原治良の『縄』は2020年のポーラ《シュールレアリスム展》に巡回されていた。
お気に入りをいくつか。
『甲州山中湖風景』(岡田三郎助)
裸婦の三郎助にしては珍しい風景画。裸婦の方が好きなんだけど、なんだか印象的。
『サロメ』(ジュール・パスキン)
サロメチールを目の中に入れてしまって、アンニュイな表情の少女。
そんな彼女をモデルに描いた戯曲は、おいらの親戚・オスカー・ワイルド作品『サロメ』。
『雪の大阪』(池田遥邨)
二曲一隻。中之島が雪まみれ。遠くに大阪城が見えるので、近くにハルカスが見えるかも。(←見えない)
『白孔雀』(石崎光瑤)
六曲一双。こちらの作品は撮影可となっていたが、横に長すぎて撮れやしない。
近くでパノラマしていた人を見つけたので、見せてもらおうか。
コレクション展のネックは、展示順序にほとんど必然性や物語性が見られないこと。
ゆえに、ゴールから廻ろうが、途中混雑している場所をエスケープして再び戻ってくるなどという自由拝観できる利点もある。
『街の音楽師』(鴨居玲)
戦後美術作品で1950年代の絵画を眺めていたら、いきなり壁の裏側に現れた縦長の暗い一枚。予想していなかった鴨居作品の登場に驚いた。1972年作。
ダークブラウンとブラックの中に、かすかに確認できるギターの姿。
これも初見ではないけど、いきなりの鴨居玲。感動の一枚。
『子供たち(花と子供たち)』(吉原治良)
コーナーは突然、吉原治良が大量発生。最終的に彼は〇を描いて大金を得るけれど、真面目に画家をしていたであろう時代の作品。1947年作。
キャプションを観なければ、これが吉原治良とは気が付くめぇ。(←気が付かない)
『広島』(今中俊満)
アンフォルメル。『磔刑』や『勝利』など、赤い色調の激しい抽象作品を描いていたのに、いきなり『花鳥風月』や『飛花落花』のような伝統的な日本画を描くようになる。
と、思いきや『広島』ではシドニー・ポラックのような絵具まき散らしのペインティングへと真逆に変化し、晩年には『パラパラ』や『コギャル』を描いて鬼籍に入る。
知っておくと面白い画家のひとり。
さて、この作品がわからない。お気に入りの作品なのに。
中之島へ行ったマイミクさんたち、教えてね。
『ボウラー』(フラナガン)
こんにちは、フラナガン。ここにいたのか。
いつもは横に飛んでいるフラナガンラビットが、ボウリングでストライクを取ったシーン。膝の向きがおかしいけど、そんな感じ。
鉄人28号みたいなヤノベケンジは身長8mの大作品。1階、2階の吹き抜けに堂々と立っている。階段の踊り場に立つと、ロボットを操作しているトらやんが見えるやん。
ほかにも書ききれないほどのコレクションが、これでもかと迫ってくる。
ドラン、ダリ、そしてマーク・ロスコは『ボトル・グリーンと深い赤』
最終の展示室、椅子のコーナーにはアアルトやローエ、リートフェルトが”どないやねん”と並んでいる。
座らせてくれないところが、いかにも大阪らしいケチ臭さ。(←くさい)
椅子の先生レコメンドの『ミス・ブランチ』(1989:倉俣史朗)
60脚のエディションは製作当時200万円也。
これが2015年、サザビーズのオークションで5000万円のデザイン製品史上最高価格で落札されたていると、その先生が語っていた
この作品がコレクション展の掉尾を飾る。なかなかよくできたキュレーション
11時に入館して、時計を確認すると13時30分を指していた。
さて、もう1周。鑑賞したい作品だけ廻って出てこよう。
再びスタート地点の4階に戻ると、午前中よりも客があふれ、概算にして15万人ぐらいが列を作っている。
観たい作品に狙いを定め、退館は14時ジャスト。
ポストカードを6枚持って、レジに並ぶと、買ってはならない(ワイフさん談)トートバッグにひとめ惚れ
買う
(つづく)
■元画商に有罪判決=偽版画流通―東京地裁
(時事通信社 - 03月09日 10:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6878783
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