『モン・パリ』
ヘンテコ☆ファンタジー。マストロヤンニが出ていてもフェリーニのようでフェリーニではなく、ドヌーヴが出ていてもブニュエルのようでブニュエルではなく、イタリア式ではないフランス式艶笑コメディ。ラストは松田優作的に、なんじゃーこりゃ、な落とし方であるが、これ考えるに、これがフレンチなのだと思えるものである。同じラテンでもフェリーニやブニュエルの無茶苦茶ヘンでもない、デカルト的合理性に支えられたフランスさ、そこらヘンはドゥミだけではなく、リヴェットにもヴァルダにもあるものだと、フェリーニのマストロヤンニとブニュエルのドヌーブがキャストされたこの作品を通じて如実に伝わるものある。
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