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2017年03月04日20:29

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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント


『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
  BFGがいろんな夢をこねくり回しているところをみて、やはり創作とはメッセでもなくギャグでもなく夢を生まなきゃなと、そもそもそれだったと思い返す。

  さて本題。スピルバーグのシュルレアリストとしての姿勢をなんとなく感じちゃう。BFGが巨人から「お前は巨人の恥だ」と言われるとき、スピルバーグはマイノリティ的にいつも目立たないヒトの味方ぶり発揮される。それはアメリカ映画のある意味、おヤクソクで、アメリカ映画の継承者ぶりを表わしているところあるけど、これまた彼らしさは表わされている。
  アメリカンドリームとはそもそも、階層社会の英国から独立し平等社会のアメリカが生まれたとこからの謂れがあるはずであるが、ちゃんとプリプリプーしてくれるイギリスを味方につけるところ、それに対する平等に見えながらも力強い者が支配する巨人たちに、いまの力強く荒々しいアメリカを表わさんとする姿勢を感じる。
  警告のように思われるその姿勢、『ローマ法王の休日』の法王があまりに善いヒトのため指導者にふさわしくないように、マナーを知っていて善いBFGは適性がないかのようであるし、実際に会社組織においてだけでなく政治においても宗教においても、力強いヒトが指導者であることは我々の認識下にあると思われる。
  スピルバーグのシュルレアリスムはそうした先入観を打破してくれる。スピルバーグのシュルレアリストBFGは、夢見ることできないけれど外に出たがっている少女をいざない、超現実を表わさんとする。そうした世界でBGFと少女は触れ合うのである。いつも側にいてくれる巨人との戯れ、野菜を養っていくこと、それはE.T.とエリオットが求めるホームと同じように、先入観を打破するトポスに在る。


  テレビの予告編ではチャチく思えた映像もスクリーンで観ると、さすがスピルバーグであった。素敵な世界プリプリプー。




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