サユリスト、、
吉永小百合の信奉者、すなわち小百合ちゃんのファンはサユリストと言われるのだけれど、彼女が青春映画スターだった頃って1960年代ぐらいだろうか、彼女は清純派で知的で独立心が旺盛であり、それが彼女の美顔もあっての当時の若人男子の心を揺さぶったのであろう。驚くことに、サユリストたちは吉永小百合はトイレにぜったいに行かないと固く信じていた。汚い場所に小百合はフィットしない、存在しないという彼らサユリストたちの暗黙の了解意味合いか。しかし、後年に吉永小百合が徹子の部屋にゲスト出演したとき私だって、はばかりに参りますのよとカミングアウトする。サユリストたちはとてもショックを受けたことだろう。ガラガラとなにかが崩れていったにちがいない。どんな時代だってティーンエイジャーは憧れを対象に抱くのである。
ところで、
大人とは違うティーンエイジャー(註1)という感覚というか観念はフィフティーズに生まれたようである。ティーンエイジャーは大人に抗い、自らの世代の価値観を信じる。そんな若人映画の先駆的映画はマーロン・ブランドが主演の『乱暴者』(The Wild One 1953(因みに、ブランドは『欲望という名の電車』(A Streetcar Named Desire 1951)ですでにセンセーションを呼び、これも青春映画と呼べるであろう『波止場』(On the Waterfront 1954)でオスカー受賞))と言われ、そしてこの作品はまたバイカー映画の先駆者とも言われている。タラちゃんやリンチの作品に出てくるバイカーはイージーライダーのヒッピー風をモティーフにしているのではなくこの作品やケネス・アンガーは『スコピオ・ライジング』なんかの革ジャン系が基になっているのではなかろうか? でもって、ロックンロールは50年代中盤に大人気に、若人はジュークボックスの前で踊れや踊れや、モンキーダンスやゴーゴーダンスで破天荒。でもってその後、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が主題曲である『暴力教室』(Blackboard Jungle 1955)のヒット、そしてジェームズ・ディーンの急逝もあり大ヒットとなる『理由なき反抗』(Rebel Without a Cause 1955)と『エデンの東』(East of Eden 1955)(ディーンは先輩であるブランドのマスキュリンぶりとモンティことモンゴメリー・クリフト(彼も青春スターだと言える。リンチは『ブルーベルベット』のサンディの部屋の壁、モンティのプロマイドが貼ってある。代表作は『陽のあたる場所』(A Place in the Sun 1951)、『地上より永遠に』(From Here to Eternity 1951))の繊細さを演技に意識的に取り入れたと言われる)で確固たる地位を得て、その後に登場するエルヴィス・プレスリーの一連の映画作品(『やさしく愛して』(Love Me Tender 1956)『さまよう青春』(Loving You 1957)『監獄ロック』(Jailhouse Rock 1957)へと続きその後も69年まで続く凄い数のプレスリー劇映画群が公開される。ちなみに彼の最初にブレイクした曲「ハートブレイク・ホテル」と1stアルバムも1956年。ちなみに、プレスリーは映画での演技においてディーンを意識したと言われている)がフィフティーズ、シクスティーズを若人とトゥギャザーしながら駆け抜け、シクスティーズ初頭では大ヒットミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』(West Side Story 1961)もまた若人映画の金字塔となる。「ツイン・ピークス」のベンを演じるリチャード・ベイマ―と精神科医を演じるラス・タンブリンがナタリー・ウッドとともに『ウエスト・サイド物語』で歌い踊る(註2)。ちなみに、タラちゃんのテクストの常連でありリンチの「ツイン・ピークス」のジャン・ルノー演じるマイケル・パークスはジョン・ヒューストンは『天地創造』(The Bible: In the Beginning... 1966)でアダム&イヴのアダム役で注目されその後テレビドラマシリーズ『さすらいのライダー』(Then Came Bronson 1969 - 1970)で、「ツイン・ピークス」のジェームズの基となるようなバイカーを演じ、シクスティーズ終盤を駆け抜ける。どんな時代だってティーンエイジャーは憧れの対象とともにトゥギャザーしながら駆け抜けるのである。
註1 ティーンエイジャーとは13歳から19歳までの若人を言う。英語である。言葉のラストにティーンと付くのが13歳から19歳までであり、11歳と12歳はイレヴンとトェルヴでありティーンエイジャーではないらしい。中学生ぐらいから成人前ぐらいだから、日本でも同じ感覚だろう。フとなにかがよぎり投稿する前に確認しようと、ティーンエイジャーって聴いたことある?と二十歳の子に尋ねると、知らない、と言われ、21歳の男子に尋ねると、聴いたことはある、と言われ、えっ、もしや?となり、チャッピーに「ティーンエイジャー 死語?」と尋ねると、いいえ、今でも使われています、となるも、先に聴いたふたりが無知なのか、チャッピーがモウロクしているのか、分からないが、でも、視覚的に最近はロゴとかコピーとかティーンエイジャーと出会った記憶はないな、とはなる。
註2 タランティーノはインタビュアーから『DUNE/デューン 砂の惑星』を観たか聴かれると、リンチの『デューン/砂の惑星』があるから観る必要はない、リメイクではなくオリジナルの作品が重要である、「SHOGUN 将軍」も観ていない、と言っているわりには、彼が選ぶ今世紀のベスト映画のなかにスピルバーグの『ウェスト・サイド・ストーリー』があるのはなぜ?私的にはオリジナルのウェスト・サイド物語の方がぜったいに好きであるが。
『乱暴者』から
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� �The Wild One - 1953 - Bar Scene [HD]
『波止場』から
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�� Terry Malloy and Edie Argue Over The Right Thing To Do | On the Waterfront (1954) | TCM
『理由なき反抗』から
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�� The Chicken Run | Rebel Without A Cause (1955)
『陽のあたる場所』から
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�ぁ�Blue? -- Elizabeth Taylor and Montgomery Clift in A Place in the Sun
『ウェスト・サイド物語』から
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�Α�Prologue - West Side Story 1961 (4K)
『ウェスト・サイド・ストーリー』(スピルバーグ版)から
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�А� West Side Story – Cast 2021 - America (From "West Side Story")
『さすらいのライダー』から
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�─�Then Came Bronson Fall Preview 1969
�� Then Came Bronson - short clip
なにか事件が起こるアクションものというよりかは、主人公と彼が訪れた場所の人々との交流がドラマとして表されていたようである。
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