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2024年08月17日22:51

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ストロング小林さん追悼最終章(781)

81年新日本プロレス「ブラディ・ファイト・シリーズ」もいよいよ大詰め、第25戦は9月18日広島県立体育館(テレビ生中継、観衆6,500人超満員発表)大会。このシリーズはどこの会場もよく観客が入っており、1年前の9月25日同所での興行が4,500人発表でありプラス2,000人発表の大躍進。

この日はテレビ生中継の順番に振り返りたいと思います。

番組の冒頭はセミ前から。シリーズ最終戦の9月23日田園コロシアムでそれぞれシングルマッチで対戦が決定している藤波辰巳&タイガーマスク組とエル・ソリタリオ&ソラール(テレビのテロップはエル・ソラール)組のタッグマッチ30分1本勝負。

4選手ともスピード溢れる派手な空中戦で観客を魅了、場外のタイガーマスクめがけてソラールがプランチャ、しかしこれはタイガーマスクにかわされて自爆、そこへソリタリオもプランチャ、最後は藤波がドラゴン・ロケット、4者場外戦となり11分36秒、両チームリングアウトの引き分けとなりました。

続いてセミファイナルは坂口征二&タイガー戸口組の大型タッグチームがアンドレ・ザ・ジャイアント&バッドニュース・アレン組と対戦したタッグマッチ45分1本勝負。

坂口が外国人側に捕まり、6分24秒、アンドレのカウンターの18文キック(ビッグブート)からのヒッププレスでアンドレが坂口から体固めでフォール勝ちしアンドレ&アレン組の勝利となりました。

勝敗が決した瞬間、メインイベントで猪木と対戦するスタン・ハンセンがリングに入ってきてアンドレに突進しエルボーバット、アンドレもヘッドバットで応戦し乱闘、アレンと外国人側のセコンドにいたピート・ロバーツが必死に止めに入ります。アンドレのマネージャー、アーノルド・スコーランもリングに上って制止し、ようやく2人を引き離しました。アンドレとハンセンは9月23日田園コロシアムでの一騎討ちに向けて遺恨が頂点に達しました。

メインイベントは猪木とハンセンのシングルマッチ60分1本勝負。1年前の同所でもこの日2人の対戦がメインイベントでしたがその時に賭けられたNWFヘビー級王座は返上→封印されており、ノンタイトルでの対戦となりました。

セミの試合後に乱入して興奮状態のハンセンに猪木はドロップキックの奇襲、ハンセンは返す刀でウェスタン・ラリアート、まともに食らった猪木は場外へエスケープしてダメージ回復を図ります。

両者リング内、猪木はハンセンの足を取って倒すとダブル・レッグロックからのボーアンドアロー・バックブリーカー(弓矢固め)に移行しましたがこれはハンセンに力で外されました。

ならばと猪木は前日の大阪での対アンドレ戦で「巨漢相手にはこれが有効」とばかりハンセンのラリアート封じの腕ひしぎ逆十字固め、ハンセンの肘の関節を伸ばしていきます。

ロープへ逃れたハンセンは場外へ猪木を引きず込んでカナディアン・バックブリーカーで担ぎ上げました。猪木は担がれながらもコーナーの鉄柱をキックして反動をつけてのリバース・スープレックス、アンドレ戦でよく見られる場面だ。レフェリーの場外カウントが進み、12分46秒、両者リングアウトの引き分け。

結果的にこの試合が77年1月7日越谷市体育館から始まった猪木vsハンセンの最後のシングルマッチとなった訳です。

長州力はジム・ドゥーガンを4分46秒、逆エビ固めでギブアップさせ、Pロバーツは剛竜馬に8分59秒、回転エビ固めでフォール勝ち。

藤原喜明&ブラック・キャット組vsブラソ・デ・オロ&ブラソ・デ・プラタ組のロス・ブラソスのタッグマッチ30分1本勝負は13分28秒、藤原がプラタを背骨折りでギブアップさせています。

後にジャパンプロレスで行動を共にする永源遙と保永昇男のシングルマッチ20分1本勝負は9分44秒、永源が体固めで貫禄勝ちしています。

9月17日(日本時間18日)カンザス州カンザスシティ・メモリアルホールでNWA世界ヘビー級王者ダスティ・ローデスがリック・フレアーに23分54秒、ブレーンバスターからの体固め(試合は60分1本勝負)で敗れ王座転落。

フレアーが第62代王者となり、10月に全日本プロレスの「創立10周年記念ジャイアント・シリーズ」来日が決定しました。

全日本プロレスでは既にNWA世界ヘビー級選手権試合のスケジュールを発表しており、10月6日仙台・宮城県スポーツセンターでは天龍源一郎が初挑戦、10月7日横浜文化体育館ではその時点の王者にテリー・ファンク、10月9日蔵前国技館では同じくその時点の王者に鶴田が挑戦することになっていました。

これで、本連載(775)に書いた通りにローデスはフレアーにベルトを明け渡し全日本プロレス行きはなくなり、新日本プロレスに残留することがほぼ確定、新日本プロレスのファンはホッと胸を撫で下ろしています。

私も当時は学校から帰って来ると「東京スポーツ」が届くのを首を長くして待っており、引き抜き抗争報道に一喜一憂していました。
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