2月26日。美術館から熱海港を眺めていると、間違いなく伊豆方面の山から噴煙が上がっている
方向音痴でなければ、伊豆大島は前方に聳えているから、右側は伊豆半島。
伊豆半島のどこかで噴火が起きているのに、美術館の中は平穏だし、テラスで景観を楽しんでいる客たちも騒がない。静岡県の人たちは鹿児島生まれなのか
慌ててヤフーをググってみたが、噴火情報は報じられておらず、いつもの呑気な日曜日。
どうした伊豆半島
《熱海2》倒叙
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熱海詣でには欠かさないスポット《MOA美術館》
信者たちから有り余るほどの寄進を募って、造り上げた宗教美術館の神殿。
長いエスカレーターを上がりきると、イニシエーションの万華鏡が天井に煌びやかとして迎えてくれる。「入信するかい」と、問いかけているかのように。
ヘンリー・ムアから創造された男女の彫刻が、熱海湾の美しい情景を眺めている
これで4度目になるだろうか。思いのほか若者たちでにぎわっているのは、インスタ蠅たちの住処なのか。或いは、宗教2世、3世のお出ましなのか。
宗教家の作った美術館といえば、例えば《MIHOミュージアム》、そして《東京富士美術館》。《MOA美術館》を含めて、どれもこれも恐怖を感じながら出掛けてみるけれど、お誘いされたことはなく、お誘いされてもあっさりと断ってしまうので鞭に打たれる心配はない。
贅の限りを尽くしたブールデルの巨大レリーフ。
どれもこれも、鞭打たれたくない信者たちがペンダントを買ってあれしたんだろうね。
信者さん、いろいろとありがとう。これからも世界を救ってね。
『片身替漆扉』(室瀬和美+杉本博司)
潤沢なカネに飽かせて設計を担当した杉本博司先生。宗教に魂を売ったのか、それとも写真を売ったのか。いつもながら、お見事な生きざまである。
『海景‐ATAMI』
MOAに若者が集まる景観美。
ところどころに新素材研究所の作品がみてとれる。
宗教などに惑わされず、自身が美しいと思うものに探求すればいい。それが、心の倖せ。
やりやがった、杉本博司。
尾形光琳作の国宝『紅白梅図屏風』をものの見事に本家取り。
『月下紅白梅図』を本物の国宝と間違えて感激する人、多数。
まるで覆いがないかのような高価なガラスに守られた国宝を観ようと、MOA美術館名物となった「ガツンッ」や「ゴチッ」の衝突音。カップル男子が派手に衝突していたぞ。
軸。
風呂に入ったふくよかな女性を注視するおっさんのおでこにもデカいコブができていた。
相当な勢いで近づいたものと推察される。
高価なガラスは、スケベオヤジのコブを生む
菱田春草、竹内栖鳳、横山大観。
見分けがつくようになってきたのも、これまでのアート活動のお陰様。
国宝である仁清の壺は、ただこの1つだけが置かれている特別室。
とにかく贅沢
佐藤玄々『猫』
平櫛田中『霊亀随』
高村光雲『妙音天』
秀吉・金の茶室と能舞台。
完全に杉本先生の趣味である。やりやがったな、杉本博司2。
庭園に出ると、まるで小田原江之浦測候所に訪れたかのような錯覚を得る。
不思議なことに先生が手掛けたMOAリニューアルも江之浦測候所オープンも2017年のこと。所蔵している著作を読めば、この辺りの動向も理解できるのだろうけど、まだ原田マハを読み終えていないのでわからんちんちんなう
梅が咲き、日本蕎麦屋にできる行列。
お陰で、この日のランチはファミリーマートの焼きそば肉まん。
ひとりで出掛けると、大概これだ

まともなランチにありつけない。
勿体ないほどの青空が歓迎してくれた。
宗教には全く興味がないが、こんな感じで贅を尽くした美術館に巡り合えること。
貧に耐えて教祖様に寄進をする信者たちに、ただただ感謝。
MOA美術館★5.
MIHOにもまた、行ってみようかな
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(弁護士ドットコム - 02月28日 17:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=7318160
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