mixiユーザー(id:8666179)

2022年09月30日15:38

166 view

《2022広島4》右寄りの島

自分を他者のために役立てる。
ぐるなびの創業者である滝久雄氏は、これを「貢献心」とし、誰にでもある《本能》と主張した。

昨夜、東海道線に乗っていたら杖をついた老爺と、帯同する老女が乗ってきた。
すぐさま反応して席を譲ってみたけれど、両隣の座客はスマホいじりに忙しく、気が付かないのか、見て見ぬふりなのか。或いは老人よりも疲れ切った人たちなのか。
シートに座った老爺の前に立ち、おいらに会釈をしてくれた老女と顔を見合わせると「(わたしは)いいんですよ(笑)」のような笑顔。
本能のかけらもない連中に対しては、哀しいというより情けない気持ちがあふれ、貢献心とやらを車内のどこかに探していた。
電車に乗ると空いた席を探して座るのは、決して歳だからではなく、譲るための席を確保したいから。自分を他者のために役立てる。これが本能。

1か月間続いた日経新聞《私の履歴書:滝久雄》が今日で終わる。
明日からは西川きよし。小さなことからコツコツするのだろう目

《広島4》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983355512&owner_id=8666179
フォト
尾道の港からフェリーに乗って2,3の寄港をしながら目的地の百島まで50分船
しまなみへの観光船というよりは、生活航路として利用されているようで、船上に観光客の姿はまばら。
フォト
百島・福田港に接岸して、もぎりの老女に切符を渡す。
限られた乗降客とはいえ、1日10便の往復、都合20便が着岸するのだから、老女もなかなか忙しい。
フォト
グーグルで調べながら、少々遠回しして神社へのお参りから、目的の《ART BASE MOMOSHIMA》に到着。廃校となった中学校校舎すべてをアートギャラリーにした”アートの島”(自称)を風貌する。
おもてなしいっぱいの地産地消ランチをいただいて、ガイドツアー開始まで校舎を徘徊する走る人
フォト
『ワンダリング・ミッキー』(柳幸典)
体育館内にたくさんのドラム缶を立て、中央には大きな福引抽選機のようなステンレスのガラガラが置かれている。
ガラガラの中にはミッキーマウスがいて、時が来ればハムスターのように回り続けるはず。
フォト
榎忠の作品はアメリカ製コルトとソ連製トカレフの対峙。
これが、かつては校長先生も通ったであろう玄関の突き当りに展示され、右寄りの匂いを醸し出す。
フォト
『オイル・プール シリーズ』(原口典之)
ARTBASEで一番見たかった作品。かつて、横浜トリエンナーレで観ていたことがあり、代表作品との再会。横浜トリエンナーレと大きく違うのは、パーマネントであるからこその借景とのシンクロ。
フォト
群馬の寺の《床紅葉もみじ》よりも美しかろうと感じたのは、おいらだけではあるまい。
フォト
ふたたびの柳幸典。蟻さんに作品を食べさせて作り上げるユーラシアシリーズの中でも、過激中の過激派作品が、アメリカと日章旗の天地逆さま作品。
国旗を逆さまにするということは「相手国への侮辱」を意味すること。果たして、柳幸典、誰に喧嘩を売っているのやら。
フォト
『バンザイ・コーナー』(柳幸典)
349体のウルトラマンが鏡に向かって万歳をする。
直島ベネッセにも同様の作品があるが、そこでは「誤解を生むとあれなので撮影禁止」となっている。
実はここART BASE MOMOSHIMAは、瀬戸芸にも入らないし、ましてやベネッセからも見向きされない。
それどころか、極めてニッチで思想的なアートサイトであることが、上陸して30分、神奈川県からやってきた観光客に看破されたペンギン
バンザイコーナーを写真にとれば、おのずから浮かんでくる日章旗。
そして、その旗に向かっているかの如く万歳をする人々。嗚呼…

ひよこ「どうぞ、お手洗いへ」
ガイドさんの指図に従って1階のお手洗いを拝借トイレ
フォト
紫色の怪しい光が漂って、落ち着いておしっこなんてできやしないたらーっ(汗)

ガイドさんの”みささん”に連れられて、島内作品の散策が始まったひよこ
当たり前のように貸切ツアーさくらんぼ
ワゴンかマイクロでツーリングかとも期待してみたが、
ひよこ「歩きますパンチ」
フォト
華やかなりしころに営業していた映画館《百島東映》は、島の人口も500人を切り廃墟となって久しい。「貴重な映写機」だけが遺構として残されて、客席のあったところには、やはり柳幸典が極右なデジタル作品を展示する。
ひよこ「100円を入れてくれるとライティングが始まります」ドル袋
ガイド代は払ってあったけど、半ば強制的なオプションプラン。ポケットから探り出した100円を投入してみると、スイッチが入り日章旗のパフォーマンスが始まった。
フォト
『日章館』
この状況。つまり、島の中の廃墟となった構築物を買い漁り、その中で思想的・政治的なアートスタイルを展開していく。スポンサーは尾道市のアートコレクターと柳幸典。
ますます増殖を繰り返しているようで、「今度は公民館を買って、宿泊スポットにするんです」とは、みささんからのガイダンス学校
右寄りの人たちに浸食される瀬戸内の小島・百島。
いつか、御大APAホテルが作られるのもそう遠い日ではなかろう。
フォト
『乙1731-GOEMON HOUSE-』
50年近く空き家だった古民家をリニューアル。
すでに宿泊施設として営業中ではあるが、1階には榎忠作品となる米ソのマシンガンや刀剣、そして3万発の「薬莢」衝撃
倉庫にはへんてこな匂いのする、へんてこなオブジェまで飾ってあった。
フォト
こんな場所に、誰が寝るのだ。
蟹座「泊った人、いるの?」
ひよこ「招待客以外はいませんね手(パー)」
かなりぶちゃっけた芸術家・みささん。
ひよこ「実は、元地主から返してくれと係争中で…」と、そんなことまで教えてくれた。

およそ1時間のツアーはここでおしまい。
ひよこ「とても楽しかったですハート達(複数ハート)」
ゲストがガイドに感謝され、やがてやってくる尾道客船の港まで歩いていこう。
フォト
百島の存在を知ったのは、地元川崎、いきつけの美容室美容院
コロナくんがやってきていても、おしゃべりが止まらない理髪師ばあさんが、おいらに語ったひと言。
猫「東京にある親戚のぼっちゃんが、広島の百島っていうところに移り住んで、美容室をやるみたい。なんだか、若者の移住が流行っている場所だそうよ車(セダン)」
数年前のお話。これを左脳の片隅の記憶に留め、広島ripenartのプランに持ってきた。
その話題の主人公である東京のぼっちゃんが開業したであろう理容室のポスターが、港の待合室に貼ってあった。相変わらず、アンテナは高いペンギン
船の時間が迫っていて行くことは憚れたけど、ぼくの髪が肩まで伸びて、美容室行きが必要になったなら、「百島行ってきたよ」と、あの理髪師ばあさんに告げてあげよう。
右よりの島だということは内緒にして手(パー)

尾道から広島空港までは45分車(セダン)
フォト
残った時間を百島アートベースのスポンサーでもあり、ガイドの”みささん”前職の勤め先でもあるギャラリーカフェ『ULTRA』でカフェタイムコーヒー
フォト
尾道商店街には似つかわしくない現代アートのオブジェが並んでいた。
フォト
フォト
さぁ、そろそろ空港へ戻ってレンタカーを返しておこう。
蘭島閣から『ドライブ・マイ・カー』の聖地、そして呉の美術館。
中秋の名月に狙いを定めた三次市では望外のVIP待遇が嬉しかった。
そして、尾道の猫とあいさつを交わし、二度と行くことはないだろう不思議な島・百島を体験した。今回もまた、深く思い出に刻まれた tripenart 三日月
さて、次はどこへ行こう(←どこかへ行く)
フォト
ひよこ「ルドンが好きなんです。それも白黒の方のサッカー」と、嬉しそうにアートを語っていた”みささん”が映してくれた瀬戸内海景に別れを告げて。



かたつむり新ポケモン「ウミディグダ」がトレンド入りし話題騒然 「チンアナゴみたい」「ディグダとは似て非なる別物」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7128854
10 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年09月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

最近の日記

もっと見る