結局、今年は春夏とも甲子園には行けなかった。
もとより、春なんて神奈川県の出場はゼロだったから、行く理由もない。
昨春、東海大相模対東海大甲府の観戦は、完売通知とはいえガラガラの甲子園を思い出す。
やはり甲子園は完売通知=満員が良く似合う。
マスクなんてしてもしなくても、どうせ世界最大の感染国。暑いんだから外してしまえ。
ところで我が横浜高校。1回戦突破でどうやら御役御免
だいたい、いつものことだ。神奈川の夏は早めに終わる。早く帰ってきな
《瀬戸芸5》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983013929&owner_id=8666179
書き始めると止まらない瀬戸芸日記。10回まで続く。
これが3年後、瀬戸芸2025の覚え書きにつながるのだから。
断捨離をする人ほど、良き思い出は少なかろう。
《直島旅館・ろ霞》
カフェ《ミカヅキショウテン》の親分に”極秘情報”(本人談)として聞き出したのが昨年夏。今春、瀬戸芸開幕に合わせてニューオープンと発表されたのが昨年11月で、この時点でクラウドファンディングのような先行前売りが開始された。
オーナーは岡山湯郷温泉老舗旅館の三代目。
直島に唯一の高級和風旅館を…という彼の決断は、どうやらかなり厳しい船出となったようだ。
庭園「山祉水明」に置かれたシンボルスカルプチャーは名和晃平作品。
予算と作者のコンセプトの都合でホワイトディアは不在だけど、日々成長する庭園はスタッフの自慢でもあるようだ。
アートの島であるゆえ、新しく加わった高級旅館にもアートの存在はマスト。
まだまだ成長途上の若手作品ばかりだけれど、独占的にアートガイドツアーを引き受けてくれたスタッフさんの真摯な対応が心地よい。
『新古今和歌集より構想を得て』(品川亮/2022)

「養護学校で美術の教師をしていました」という自己紹介から、緊張のギャラリートーク。高級懐石(当社談)を食べている人たちの中を縫っていくのも、やや気が引けたけど、必死に作品を伝えようとする熱さが伝わって合格点。

「このようなガイドツアーは初めてなんです」と告白。
ベネッセはもとより、白井屋、KAIKA…日本のアートホテルでは、いまガイドツアーはサービスの一環としても必須。《ろ霞》も直島の一員となるのであれば、是非、ルーティンにしていただきたいものだ。(←上から)
夕食は地元海鮮居酒屋に頼ったので、唯一の朝食が《ろ霞》での食事機会
これが美味かった。
小食(自称)のおいらでさえ、炊きあげられたばかりのご飯を2杯半。

「…昨日、ミカヅキショウテンさんにいらっしゃってましたか?」
ちむちむどんどんの黒島さんを彷彿とさせるスレンダーなスタッフから、いきなり声を掛けられる。

「あっ、黒島さんでしたっけ…」
名前をちっとも覚えられないおいら。名前をきっちりと記憶できる教師との差がここに出る
正しくは、Yさんだった。

「友だちに伺いました。ろ霞に宿泊する人が来たって

」
かなりニッチな情報量のはずなのに、的確にアイスカフェオレな神奈川県民に声を掛けてくれた。とてもフレンドリーで、幸せの瞬間。
彼女も直島に移住してきたといい、カフェのスタッフとは同じシェアハウス。
なるほど、近い。
嬉しい驚きがもう一つ。

「朝ごはん、とても美味しいです。昨日は地元の料理屋さんに行ってしまったので。懐石を楽しみことができませんでした」

「どちらでお食事を?」

「へんてこなパチンコ屋みたいな名前の居酒屋さんで、ニューおりんぴあさんだったかと」

「あれ、私も昨日はそこで食事してましたよ

」
なるほど、来店した時に座敷で食事していたグループに黒島ちむどんさんもいたようだった。狭い島。こんな奇跡が頻繁に起こるかな。
船の時間が迫ってきた。
黒島ちむどんさんとの会話に後ろ髪を曳かれながらのチェックアウト

「あっ、少しお待ちくださいね」
良いお客さん(自称)だったので、きっと旅館特製のお土産を内緒でくれるのだろう。
大丈夫だよ、ほかのお客さんには内緒だし、SNSはやってないし、書いたとしても直島より人口の少ないmixiの世界だし。
待っていると、やがてやってきた黒島さん、一枚のカードを差し出した。

「あらためまして、Yと申します」
名刺じゃん
オープンからこれまで手厳しい口コミに襲われ、スタッフのセンシティブな気の遣いようが看てとれる。
ぼくは大丈夫だよ。そう声に出したかったけど、懸命なスタッフの汗に、感謝のメールを送っておいた。
ただ、先達の宿泊客たちの厳しさがあってこその今。
ほんとうに旅館の成長を思うなら、少しのネガティヴコールも親切だったかもしれないな。
直島本村港。
SANAA作品の駐輪場兼トイレ兼乗船券売り場は、いつも天幕が汚れている。
SANAA作品放置プレイの原則。
芸術祭シーズンのみの臨時便は、およそ10人ほどのアートファンを乗せて、次なる島へと運ばれる
そういえば、直島に行って地中美術館にも家プロジェクトにも、ましてや護王神社にも寄らなかった贅沢。
次にこの島へやってくるのは、いつになるのだろう。日本一大好きな島
(つづく)
■夏の甲子園、14日の入場券が完売 13日に続き今大会2回目
(朝日新聞デジタル - 08月14日 08:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7072017
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