急に鳴る大きな音は苦手なのでカノン、ヴォリューム小さめに観たが、最初観た時はノエはタクシードライバーが好きなのかな、という感じであったが、今回はそうかな?と思いつつも終盤に近づくとやはりそれ感じられてきたが、でも、いびつな理想論に向かうトラヴィスに比すれば、この主人公の不満はもっと我々が日頃にするものと近いのかな、と思えてきたりするが、そうしたエクスキューズな妄想はかなりネガティヴな思想であり、我々の日常はそんな暴力的な考えが渦巻くなかにあるのかと怖くなるのも、それもノエの働きかけかとなるも、メメントの真似のアレックスの時間軸だけではなく、無意識的指向の時間軸がノエの特徴であるのかもな、となるも、ラストの置き方、近親相姦のようなのもそれが事実かどうかは、無意識的指向のものかも知れないしホントかもしれないし、どちらにしてもこれは映画なのであり(現実を見ているわけではないんで)映画的なものへの愚問であり、少なくともそこには、どういう形であっても愛は存在していることが表される救済なのかな、となる。カルネの方は私たちの知らない汚いパリ(と言っても私はそうしたとこにしばらく滞在したし、ポンヌフの恋人にもそうしたのは描かれているので違和感ないが)を表しながらも、とても人間臭さがあって、エンドクレディットの街並みに沿った音楽も含め、40分の作品とてもまとまっている。
P。S。
カノンの親子の愛は、中盤での主人公が夜警として勤める病院での、亡くなる老女の、置き去りにしないで、パパ、暗闇になる、というのがあるから活きるように思う。短いトラックインからカットトゥーでデカいクロースショットに彼女の顔が表されるが、ショックだけをもたらすではなく、ヒューマニズムな、ある意味、感動的なショットをももたらせられるものとして、おもしろいな、となる。
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